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基礎問と応用問題8:2で取り組もう

当教室での小学生への指導は《小学生フォローコース》*詳しくはHPをご参照下さい。学校での学習をフォローする形で行っています。そのため、各お子さんの授業進度を見ながら復習を中心に、学習の理解・定着を優先した指導内容となっています。また、極端な話、小学生の場合、週に1度通うことだけでは学習面全てを補うことは出来ません。なので、貴重な週に1度のレッスン時間には『何を勉強しようか?』その相談からスタートします。理想は毎日下校後に教室に立ち寄り、その日の宿題プラス学習をカバーすることです。しかし、毎日教室に通うことは現実的ではありません。そのため、家庭学習プラス教室での学習がセットとなります。

【基礎問を優先に】基礎が大切という方針から、当教室では基礎問題優先の指導を行っています。特に低学年のうちは、基礎固めの大切な時期なのでそこを疎かにしてほしくないという気持ちがあります。また、『勉強は楽しい』という気持ちを養う黄金期でもあるので、無理に難問や応用問題に手を出して『難しい!!』『分からないー!』となってほしくないという思いも強いです。一度、勉強嫌いや拒絶反応が起きてしまうと、そのこじれた糸を解くのは案外と大変です。そうならないためにも、『楽しい!』『分かる!』この思いを優先したいと考えています。そのような訳で、基礎問を中心の指導をしていますが、やはり中にはそれでは持て余してしまうお子さん、応用問題を取り入れてもいいと感じるお子さんもいます。その場合は《チャレンジ問題》として、挑戦してもらいます。あくまでチャレンジ問題なので、解けなくて大丈夫。私が見ているのは、このような応用問題や難問を目にした時のお子さんの反応です。『難しいから嫌ー』となるか『難しい・・・。でも、解きたいな』となるか。チャレンジ問題は後者のお子さん向きです。どんなこともそうですが、子ども自身に『やりたい気持ち』が少しでもなければ、それをこちらが押し付けたり、強制することは出来ません。また、強制したところでそこから得られる効果はほとんどないと言えます。誰にでも《適性》があるので、そこを見極めながら学習計画を立てることが大切です。また、学習は点数に直接繋がることだけではありません。音読や読書、調べ物、字を丁寧に書く練習、絵や工作、これらも大切な学習です。

【基礎問と応用問題のバランス】基礎問を中心の学習を推奨していますが、中学年頃からは少しずつ応用問題も取り入れてほしいと思います。様子を見ながら基礎8、応用2の割合がいいと思います。うまくいくようでしたら、そのバランスを7:3→6:4へと変えていくといいでしょう。特に中受を視野に入れているお子さんの場合は、応用問題に慣れておくことは必須です。

【もしもお子さんが神童・天才なら!】基礎が大事8:2のバランスでと基礎問優先が前提でお話しましたが、これを当てはめる必要がない例外、いや、特例適用のお子さんもいます。それは、神童や天才と言われるお子さんです。めったにお目にかかる機会はないと思いますが、私も一人だけその現状を知るお嬢さんがいます。(凄い!の一言です)もしも、お子さんが学校での勉強は全て難なく理解出来るテストでも常に満点先取り学習に支障が見られない(むしろ、どんどん進む)このようなタイプであれば、この子には特例適用することをおすすめします。基礎学習だけではあっという間につまらなくなり、能力を持て余してしまいます。その場合は、基礎2、応用8、もしくは1:9の割合での学習を進めてもいいと思います。面白いように出来るお子さんというのは本当に存在します。せっかく授かったその能力を惜しみなく引き出してあげるのも親の役目です。

繰り返しになりますが、まずは基礎問をしっかり理解すること、難なく解けるようになることが大切です。そして、時々は良い刺激となる程度の応用問題にチャレンジする、慣れていく。そのうちに、基礎問と応用問題のバランスをお子さんのモチベーションや能力に合わせつつ、少しずつ変えていくことがポイントです。難問、応用問題(特に算数)が解けた時の喜びはまた格別な味わいです。日々、頑張る子ども達にはその爽快感、達成感も知ってほしいなと思います。

それでは、次回もどうぞお楽しみに


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