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楽するためにする!漢字テストのやり直し

6月に入り、そろそろテストが返ってきているご家庭もあると思います。以前から、繰り返しお伝えしていますが、大切なことはテストの点数ではなく間違った箇所の《見直し》《やり直し》です。特に漢字テストは小テストも含め、毎回きちんと見直しをするように習慣付けましょう。漢字は積み上げ方式で、学年が上がるに連れどんどん増えていきます。既に習っている漢字は当たり前のように、教科書やテスト問題にも出てきます。なので、書けなかった漢字、読めなかった漢字、間違えた漢字は必ずその数が積み上がらないうちに、習得しておきましょう。覚える必要のある数が少なければ、復習は短時間で済むので負担も少ないです。

【漢字の予習はしてもいい??】これもよく聞かれることなのですが、お子さん自身が漢字に興味があり、先で習う漢字も学習したい!という意欲があればどんどん進めて下さい。既に書ける漢字を何度も何十回も書き取る学習をする必要はありません。現時点で習っている漢字が書けている、読めているお子さんは予習として、先の単元で習う漢字の学習を取り入れましょう。中には『次の学年の漢字ドリルもしています!』というお子さんもいますが、これも本人が好きで楽しく取り組めていているならば何ら問題ありません。《好きこそ物の上手なれ》まさにこの言葉通りです。私が教えているお子さんは何故か?『国語が好き!』というお子さんが多いです。国語好きの私としてはとても嬉しいことです。お子さんそれぞれの得意、不得意、好き、嫌いを見極めて学習を進めるのが一番効率が良いと思います。ただし、先取り先取りをし過ぎることで、お子さん自身が負担に感じている、他の科目に支障が出る場合には予習は一時中断しましょう。それでも、これまでに学習した蓄積分があるので、少々休憩を入れても大丈夫です。休むことは何もしないことではありません。次への学びに必要な時間です

これは他の科目でも言えることですが、好きな科目・得意な科目はどんどん伸ばしたいので、お子さんの様子を見ながら少し先取り学習をする。逆に苦手・不得意な科目は復習をメインにした学習に留める。小学生の間はそれでいいと思います。勉強とはこの先まだまだ長い付き合いになります。幼児や小学生のお子さんはまだそのスタート地点に立った、歩み始めたばかりです。一番怖いことは勉強が苦手なことではなく、《学習嫌い》を生んでしまうことです。これは私自身、娘や生徒さんの学習指導をしていて、最も気を付けていることであり、避けたいことの一つです。

【自作漢字プリント】娘の家庭学習用に4・5月で習った漢字の復習プリントを作成しました。1回目はそのまま解いてもらい、2回目は間違った箇所のみを解く。これを間違いがなくなるまで、繰り返します。大よそ50問からスタートしたプリントも3回目には1、2問を解くのみになります。正しく書ければ(読めれば)『合格がもらえる!』との思いも働くのでしょう。毎回、一生懸命に挑んでいます。そして、間違いがゼロになった時点で、最後にもう一度、プリントを解きます。大体、このやり方で最後にはミスゼロの満点、晴れて『合格』がもらえる感じです。しつこいやり方ですが、習った漢字を確実に習得するためにはおすすめの方法です。

家庭学習のいい所は、必要な箇所だけに的を絞って学べることです。無駄の無い学習は時間もそれに掛かる費用の節約にもなります。そして、浮いた時間やお金で『何をしようかー』『何して遊ぼうか?』とお子さんと相談するもの楽しい一時だと思います。家庭学習はいばらの道ではありません。親も子も、楽していきましょう。

それでは、次回もどうぞお楽しみに


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