海洋ごみを減らそう！

　皆さんは、世界中の海に漂っている海洋ごみの量が、全部で1億5000万トンにも達しているということを知っていましたか？一見海洋ごみとは関係のないように思える街で見かけるごみも、雨などの影響で、川を流れて海にたどり着きます。そのようにして、街からやってきたごみが、海洋ごみの8割を占めると言われています。

　海洋ごみには、ペットボトルやビニールの他に、漁で使う道具が多く流れ着きます。それらのごみを、海の生き物がえさと勘違いして誤って食べてしまい、それが原因で死んでしまうということが、実際に起こっています。さらに、海洋ごみは、観光業や漁業にも悪影響をもたらしています。そうした事態を改善するために、リユース、リデュース、リサイクル（3R）に関する取り組みを行ったり、地域が補助金を出して、海洋ごみの回収処理活動を行ったりしていますが、世界中の人々が大きく意識を変えない限り、ごみの量は、なかなか減少しないと思います。特に日本は、海に囲まれていて、その恩恵を昔から受けているので、豊かな海を守り続けてほしいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸也　作