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140字小説|太陽系第3惑星までの距離

「ねえ、星を見て」と息子はささやいた。私は夜空を仰いだ。手が届きそうで届かないもどかしい遠さ、その先に夏の大三角が燦然と輝いている。
 息子は嬉しそうに笑った。「みんな空を見上げるね。でも地球だって星だから地面を見下ろしてもいいはず」
 しゃがんで太陽系第3惑星を撫でる私たち。



140字小説コンテスト 夏の星々
主催 ほしおさなえ氏 星々事務局
レギュレーション 〈遠〉という言葉を用いること
指定字数 140字以内
📉 落選


人生に必要なのは勇気、想像力、そして少しばかりのお金だ——とチャップリンも『ライムライト』で述べていますのでひとつ