見出し画像

訪問介護事業所の業務説明書6(毎月発生業務 サービス担当者会議参加)

訪問介護事業所での毎月発生する業務のサービス担当者会議参加を見ていきましょう。
この記事から見た方は、よろしければ初めからもご参照ください。

目的

利用者・家族に向けて、ケアマネ、介護サービスを提供する事業所のサ責、主治医等が集まり、ケアプランの共通認識、相互理解を行う。

詳細

ケアマネからサ責に対して、日時の調整が行われます。

場所は主に利用者宅となる場合が多い(利用者が入院中の場合は、病院で行うこともあり。)。

チーム

ケアマネは居宅サービス計画書4表「サービス担当者会議の要点」を作成する必要があります。

キャプチャ

サ責は議事録を作成する。
「居宅からの情報受け取り」でアセスメント、計画書1~3をまだ受け取っていない場合、この場で受け取ることもあります。

「訪問介護計画作成」の利用者同意欄の押印はこの場でいただくことが多いです。ただし、「居宅からの情報受け取り」で情報をまだ受け取っておらず、そのため訪問介護がまだ未作成のこともありえます。その場合は、初回訪問時に同意をいただくこともあります。

この場で、「利用者との契約」を行うことが多いです。
サ責はこのとき、利用者の様子や宅内の様子をチェックをします。(「サービス実施」のサービス提供手順書を作成するため。)

キャプチャ2

サービス担当者会議は、初回のケアプラン作成時、要介護度更新時、または何らかの事情でケアプランの変更が必要となった場合に開催が必要となります。

備考・留意事項

前述したとおり、参加者は利用者・家族、ケアマネ、介護サービスを提供する事業所のサ責、主治医等となるのですが、主治医はほぼ来ないことが多いようです。また、サービス事業所側も福祉用具貸与は少しだけ参加することが多いらしく、このあたりは地域差もあるかもしれません。

コロナ禍でサービス担当者会議は一気にオンライン化が広まりました。(ただし、それまでもごく一部ではオンラインでしている事例もあったようです。)

ITに慣れていない介護事業所のために、ZoomなどのWeb会議ツールの説明書や説明会を開催する団体も増えました。

オンライン化できることはオンライン化して、それにより空いた時間を、より利用者の介護に注力するといった、業務のシステム化同様の考え方が有効であると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます! 家族や身近な人を介護している人に向けて、 介護福祉エンジニアとして有効な情報を共有できたらと思っています。 共感いただけたら、サポート頂けると嬉しいです!