精神科入院⑧

私はあの人に言われた事をずっと考えていた。私はだれかの為に何かをしてあげよう、してあげたいとか、考えた事はなかった。
いつもして貰う事ばかりを考えてた。
例えば、私は入院していて気が付いたのだけど、精神疾患を持っている者同士は、繋がっているけど、健常者に対してはどうなんだろう?
全く接点が無い。私だってもし入院することが無かったら、精神科と繋がる事は無かったと思う。
閉鎖病棟みたいに隔離されたりする。
それって、本当に私たちにとって正しいことなんだろうか。
健常者の人とこのまま、接点のないまま、生きて行ってもいいんだろうか?
私はそんなことを考えるようになった。
そして、私のやるべきことが見つかった。
それは精神疾患を持っている人、障害者を持っている人、健常者の人達が共生出来るコミュニティを作ることが、私の将来の夢となりました。
私はその橋渡しになることを目指そうと思いました。
今でもその気持ちは変わって居ません。
健常者さんとの出来てしまった壁を、いつかは無くすようにしたい。私達は危険でも、社会悪でもない。排除されるべき人間じゃない事を、私が証明して行かないと行けないと思いました。
これが私の木を植える作業になったのです。つづく

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