障害者雇用に還元して。

私は今のホテルの仕事をする前に、就労支援B型作業所で、職業指導員として働いていた事がある。
自分も精神疾患を持つ障害者だったし、当時手話を習い始めていたので、福祉の仕事に興味持ち、私も役に立ちたいと思っていた。
案外採用はされ、働き始めたのだが、実際働いてみると、私の想像を遥かに越えていた。
障害者の中でも比較的作業能力の高い人は、難易度の高い作業をしていたが、中度、重度になってくると、簡単な作業になってくる。
しかも夏場は猛暑で、冬場は極寒な作業場で、作業をさせられる。
それにお給料がびっくりするほど低い。
しかも全員同じ時給で働かされている。
能力給と言うものが無いのだ。
どんなに頑張っても、努力しても給料が上がる事は無い。
作業所は障害者にもっと給料をあげたいとは、思ってるはずだと思うけど、具体的に営利が出るような事業を見つけ出す事に、困難している。
それぞれ障害者には、色んな能力があって、その人に合わせた仕事をして貰うのが一番いいと思うのだけど。
これも難しかった。
結局私が思い描いていた、理想の福祉と、実際の福祉は全く違っていた。
それに、危険な思いもしなきゃいけない。
私は障害者の人にストーカーされたし、暴力も振るわれたから、あまりの恐怖でまた鬱病が再発、休職して復職はしたけど、長続きはしなかった。結局退職した。
だから、一時期自分のやりたい事に繋がると思っていた希望を、封印してしまったけど、今は過去にあったことを反面教師にして、精神疾患の人や、障害者の人達のコミュニティ作りに、いつか携わろうと思っている。
まだ諦めてはいないから。

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