見出し画像

どうして後ろから手が伸びるの!?その世界観ホラーです【特別支援学校:現場より】


特別支援学校でおきがちなホラーな場面。
どんなホラーかって、
もう、心霊現象。

それも結構な頻度でおこります。
あなたも目撃しているのに、あまりにおこりすぎていて         ひょっとしたら気が付いていないのかもしれません。

どんなホラーかって?


例えば、生活単元学習、                       これから自動販売機にジュースを買いに行きます             という場面としましょう。

主担のあきら先生が
こどもたちに一人づつお財布を渡していく場面です。

あきら先生、子どもたちの名前を呼び、子どもが返事をしたら        財布を渡す場面です。

「ゆうきくん」

「はい」ゆうきくん返事します。
「ください」とゆうきくん。

「はい、ゆうきくんどうぞ」 


 ゆうきくんが、 あきら先生からお財布をうけとります。
 セーフ。心霊現象おきませんでした。

つぎ、
かずくん。


「はい」
かずくんは、「ください」を自分から言ったり、サインをしたりするのは難しい子です。

あきら先生、ひと呼吸おいて、
はいどうぞ!
と財布を渡しそうになった瞬間!!

かずくんの後ろからにゅっ突然、手が伸びてきました。

わーーーーでたーーー!心霊現象!


ホラー!!

はーい!                                   返事をしたのもうけとったのも
さちよ先生。

さちよ先生、かずくんにのりうつったんですか?
それともかずくん本人になったんですか?

まあこの手が にゅって現れるのも、のりうつるのも
よくみられるのが、こう言う場面なんですよ。

ほかにもあります。


例えば教室にてお茶を飲む場面。

みんなの水筒が入ったかご。

そこから、 自分の水筒を自分でとり、お茶を飲む場面。


あきら先生がかずくんに                       お茶をとってね。と促して待っているのに
何の気なしに、                            そばにいたゆきよ先生がかずくんの水筒とっちゃって、         かずくんにどうぞってしちゃう場面。

こういう風に「もの」を介したやりとりが、
何の気なしにそばの大人が、                     あ、自分のこととと思って、
子どもとのやりとりを奪っているっていう場面


残念ながらよくおみかけするんですよね。😢

こういう場面をもし、見かけられない、または全くわからない・・
そんなあなたの職場、すごいです!!👏拍手👏
意識高いです!!


モノを丁寧に受け取るやりとり。                  


これって、相手のことに気が付く、                  相手からモノを受け取る、                       モノの扱いを覚えるのにも発達的にもよい課題です。


この場面を何にも考えない大人が ホラーにしちゃうってことは、     小さな場面…って思われるかもしれませんが、             子どもの成長のための機会損失しているっていうことなので、       ホラー減少は2021年 今年でおしまいにしましょうね。

え―――実は、反省を込めて、、、私もやってたんです。

私がゆきよ先生でした。


あなたはかずくんではないってぴしゃり叱られてました・・・


あのことたちの、                           ものを介しての丁寧なやりとり、
みなおしてみませんか?もし近くでホラー起こしている同僚がいたら

そっと教えてあげてください!このNOTEを(笑)

いつか子どもたち同士でこんなやりとりができたら

はい!どうぞ!


すてきやのになって思います。


そんな場面を想像してニヤニヤ。

毎日の忙しさ、時間に追われているかもしれませんが、
こんな小さな場面も、                         大切な学びの場面だと大人が捉えて
丁寧にかかわっていきたいですよね😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?