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レポート「まちのボードゲーム学科」~福井の宝さがし~ あそぶ・つくる・かんがえてみる


はじめに

皆様ごきげんよう。
冒頭にボードゲームにまつわる、名前の知らない人の名言っぽい言葉を引用してみました。なんか深いですね(笑)と思ってください。

そして私はふくまち大学の活動レポートを書きます!
と言って1か月以上放置していた愚か者です。事務局さんごめんなさい。

ボードゲーム講座は第1回(10月25日)と第2回(11月22日)の連続講座でした。
一回目の頃は九頭竜川の紅葉がちょうど色づいてきたような過ごしやすい季節だったのに、これを書いてるときは雪がちらつき、布団から出るのが億劫になる季節になってました。時の流れは速く、残酷であります。

講座の開講場所は AOSSA 6階の工作室
ふくまち大学と福井市中央公民館「ふくい若者塾」の共催講義です。
ふくまち大学の常連参加の方や、若者塾にだけ参加してた方、両方初めて!という方まで
20人程の参加者が、自身の住む「ふくい」という町についての魅力を厚く語り合った2日間でした!
今回のレポートでは、開催当日の熱気を1か月遅れでお届けいたします!


せんせいとゲームのご紹介

本題に入る前に、今回の講座でせんせいを務められました
川口 洋一郎先生をご紹介いたします。
広島出身で現在は越前市在住のボードゲームクリエイターで、4児のパパでもあります。
主宰を務めるボードゲームサークル「ちゃがちゃがゲームズ」にて
身の回りのカタログを使って、順位は秘密だけど好きなものの順位を当てるゲーム「かたろーぐ」は、優良おもちゃの認定賞「グッド・トイ」に選ばれるほか、制作されたゲームは数々のメディアで紹介され・遊ばれるという傑作ばかり。
筆者は当時住んでたグンマーの某ドンキーな量販店のボードゲームコーナーで、かたろーぐを見かけて購入してるので、読者の皆様でも知ってる・持ってるという方は多いのかもしれません!
友達と遊ぶもよし、ご家族で相互理解を深めるのもよし、老若男女問わない懐の深いボードゲームです。


講座の様子~序盤~

講座では、手で転がすことによって頭を活性化させる「クッシュボール」をお手玉しながら、
漫画界の巨匠・手塚治虫を彷彿とさせる赤のベレー帽を被り登場した、川口せんせい。

まず参加者に命じたのは、自分が最近はまっているモノ・コトを3つテーブルにいる他の参加者に向けて紹介してください。という指令。
5分程度の簡単なアイスブレイクは、各々が好きなものを自由に生き生きと語ることで、隣にいるはじめましての方ともすぐに打ち解けられ、その後のグループワークもスムーズに進行できました。

ちなみにせんせいが最近はまられているのは「ディズニー」だそうです。
最近初めてディズニーランドに行ってきたんですって。


講座の様子~第1回~

和やかなフリートークも落ち着きを見せた頃、
川口せんせいを編集長・ふくまち大学事務局の西澤さん/土谷さんを副編集長、ふくまち大学の参加者を編集員とした「ふくまち出版」という会社が、
ふくいの良いところをマップにして紹介する施策を立てる
その名も「ふくまち出版の危機!」が始まりました。

第1回は4人1組にチームごとで分かれ、
「ふくいで新しい出会いを見つける」・「友人と遊ぶ際に行くスポット」
「新しい学びを得られる」といった様々なテーマの中で、それぞれのチームが、テーマに合わせたスポットを思いつく限り紙に記入していく、
という内容でした。

これだけだとボードゲーム要素がないじゃん。と思われるかもしれません。
そこでマップをカタログに見立て、チーム渾身のマップを前に参加者同士が、「自分が行ってみるならどこに行きたいか」といったテーマで、
かたろーぐを遊びました!

ここでかたろーぐの遊び方を少しだけ紹介します。
①カタログと出題者を決める
②出題者はカタログの中から、テーマに合わせて順位をつける
③ほかの人は出題者に順位のヒントになるように、自由に質問する
例:食べ物がテーマなら「肉と魚どっちが好きですか?」など
④出題者は質問に答えてもいいし、答えなくてもいい(嘘はNG)
⑤ほかの人はヒントをもとに1位の記号を予想する
⑥「せーの、かたろーぐ!」の言葉でほかの人は1位を回答
⑦出題者は正解を発表し、正解者はハートのチップをもらう。
⑧2位・3位と繰り返していき、一番正解した人が勝ち!
というとってもシンプルなルールです。

福井に住んでいる人ならではの、すごくニッチなスポットから、
永平寺・東尋坊といった福井の代表的な観光地まで
テーマに合わせた様々なスポットをもとに参加者の皆さんでかたろーぐを遊びました!


講座の様子~第2回~

第1回はテーマをもとにざっくばらんに案を出す、という内容でしたが
第2回は第1回のメンバーと共にでた案を厳選して「ふくいの宝ものマップ」を作る!とうものでした。
それぞれ出した案をマップの中に点在させながら、イラストを描いていくこと30分。
自分たちのチームだけの「ふくいの宝ものマップ」が出来上がりました!
第1回と同じく、今度は他のチームのマップでかたろーぐを遊び、
知られざる福井の魅力を参加者それぞれが感じられた機会となりました。

最後に完成したカタログを持って写真をパシャリ。
みなさんいい笑顔です!

福井経済新聞社様記事から写真引用 
以下記事URL https://fukui.keizai.biz/headline/1174/

最後に

私ごとになりますが、筆者は大学生の時に大学内のボードゲームサークルを主宰してました。
人と話すのが苦手な人見知り・友達を探している新入生・ボードゲーム好きな明るい人、経験も性格もまったく違う人たちが、ボードゲームを通して、
知り合いになり、友達になり、仲間になっていくという経験をしてきました。

冒頭に「ボードゲームをする目的は人とつながることにある」と引用しましたが、デジタルゲームと違い、ボードゲームの多くは他者と対面でつながらなければ遊べません。
そのため、ボードゲームにとってより重要なのは、何を遊ぶのかではなく、だれと遊ぶのかになると思っています。
したがって、「目の前にいる人とゲームを楽しむ」という姿勢こそが肝要で、ボードゲームはあくまで「めちゃくちゃおもしろいコミュニケーションツール」です。
ツールとして誰でも使えるというのは、すごく大事な観点です。
そういった意味では、かたろーぐは誰でも扱える強い武器だといえます。

また、今回のふくまち大学の講座は、参加者がみんな目の前の参加者や主催者にリスペクトを持って参加されていたので、すごく良い雰囲気だったと思います。
いつもの仲の良いメンバーでは醸成できない、普段かかわらない人と心地よい緊張感をもってフランクに接する、という特殊な環境でしか得られないボードゲーム体験でした。
この場を借りて、今回の施策でかかわってくださったすべての人に、
一人のボードゲーマーとして感謝申し上げます。ありがとうございました!


PS:実はボードゲームも作ったことがりますが、10個くらいしか売れませんでした。黒歴史なので思い出さないようにしています(´;ω;`)
ゲームクリエイターも多くいますが、川口さんみたいにヒット作作れる人は一部です。
優れた感性とボードゲームに対する強い愛が無ければ、ヒット作は生まれません。普通に接しているけど身近な超人、それが川口洋一郎せんせいです。


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