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戦争は賛成か反対か、じゃない。

戦争に賛成か反対か、なんていう議論がありますね。それはそもそものスタート地点が間違っています。ひとつの例を出して考えてみましょう。

ある日、A国が日本に対して、こう言ってきたとします。

「おい日本、おまえの領土を半分よこせ。その土地に住んでる人間も一緒によこせ。当然だけどそこは日本語禁止でA国語にするし、日本文化も禁止でA国の文化に従ってもらうな。拒否するなら日本を攻撃して奪いとるからな。」

こういう極端な例があると分りやすいですよね。外交交渉の末に、条件を飲むか飲まないかを決める(=戦争「する」か「しない」かを決める)んです。そりゃあ、どんな条件を突き付けられようとも戦争は反対だ!という人はいるかもしれません。でも上述のような条件をだされても戦争反対と言い切れますか?

戦争反対!というのは、相手国の条件を全部のみます、ということとイコールなのです。

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