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○歳からの▢▢▢

本のタイトルによくある『○歳からの▢▢▢』。
『13歳からの地政学』、『14歳からのプログラミング』、『15歳からの地球温暖化』などなど。

こういう書名の年齢って明確な根拠があるものもあれば、なんとなくで付けられてそうなものもある。
何歳が一番多いのだろう?体感では14歳が一番多いような気がしていた。でも14歳って、なんで14歳ん?13歳は中学1年生だから、中学生になったらこれくらいの教養本は読みなさいよっていう出版社側の思いもわからなくもない。
でも本当に14歳が一番多いかはわらないし、ということで出版書誌データベースで検索してみた。
https://www.books.or.jp/index/booksinfo

書名・副題に"○歳からの"のワードを含む書籍を0歳から20歳まで検索。
さっそく結果いってみよー。

出版書誌データベースでの検索結果

13歳が115冊で1位、そして0歳が僅差で2位につけている。これは予想外。
14歳は92冊で3位。13歳ほどではなかったよう。

もちろん『0歳からの~』は子育てのハウツー本なので10歳代の本とは方向性がまったく違う。そういう意味では『10歳からの~』が教養本の初めの山と言えそう。

13歳が最も多いのはやはり中学校に入って学習する内容も量もぐっと増えるからか。(でもそう考えると高校に入る15歳・16歳の本ももっと多くてもいいような気がするが、高校生の本の読まなさに出版社は手を焼いているから、そのせいかも)

あとは中学生だと親子で読むために購入するパターンを見込める。大人でもためになる!が合言葉。実際、知らない分野の本は(表向きは)子供向けに書かれているものの方が読みやすいからね。

14歳が10歳代では13歳に続く多さなのは、13歳の延長っていう側面と、14歳って響きがいいからっていう側面もあると思う(たぶん)。中学校入りたてでもなく、受験が迫る年でもなく、宙ぶらりんで危うい感じ。(個人の意見です)

ちなみにアマゾンや楽天ブックスで同じような検索をすると検索結果がとっ散らかりすぎて、信用できる数字は得られなかった。



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