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研究会第3回ワークショップを開催しました(1)- 発散思考から探求思考へ編 -

緊急事態宣言の延長により第2.5回アイスブレイクWSに続き、オンラインにて研究会を開催しました。研究会第1・2回は「発散思考」をテーマにワークを重ねてきましたが、研究会第3・4・5回からは「探求思考」をテーマに進めていきます。今までとこれからの「人の欲しい」を理解することで、問いを立てる対象を見極める素養を身に付けるワークを行いました。

【日時】
  Day1  2月2日(火) 15:00~18:00
  Day2    2月3日(水) 15:00~18:00
  Day3    2月4日(木) 15:00~18:00

【場所】
  オンラインでの開催(zoomとmiroを使用)

【第3回ワークショップの流れ】
・第2.5回アイスブレイクワークショップの振り返り
・チェックイン、現時点での「ニーズ」への認識を共有する
・深く見ることで何が変わる?「探求思考」についての導入説明
・マーケティングの手法「5Whys」についての導入説明
・ワーク - 5Whys -
・チェックアウト

*今回も今回もオンラインWSなので情報の関係性を可視化する道具としてmiroを活用しています。


1.「発散思考」で身に付けた素養

「発散思考」のフェーズでは、環境に配慮された様々な先進事例を題材に、ある物事を広い視点で観察する素養を身につけるトレーニングを行ないました。発散型の思考は物事の様々な側面を捉えることに役立ち、あらゆる可能性に気付くきっかけを与えてくれます。

【発散思考において大切なポイント】
・仮説を立てること
・定説を疑うこと

「関係ない」「役に立たなさそうだ」と思っていた話が突然仕事に繋がってきた!、悩みの解決に役だった!、という体験は皆さん心当たりがあるのではないでしょうか?まだ見ぬ、ありえるかもしれない未来の価値を模索するために重要なのは「Yes....and」の思考。「使えそう、使えなさそう」、「重要そう、重要じゃなさそう」という物事を測るものさしを一度忘れて下さい。

【発散思考を促す物事の捉え方】
・「もしかして、ひょっとして〜かも」
・「これって、こうすればこうなるかも」
・「これって、本当にこれでよかったんだっけ?」

振り返りはこちらの記事をご覧ください。
研究会第1回ワークショップを開催しました
研究会第2回ワークショップを開催しました


2.「探求思考」で身に付けたい素養

「探求思考」のフェーズでは「今まで」と「これから」の人の思う欲しいについて探求することで、人の潜在的な欲求に対し仮説を立てるトレーニングを行います。社会全体が直面している問題から、身近な誰かの小さな困りごとまで捉える課題の大きさは関係ありません。生活者を徹底的に観察することで顕在化・言語化されていない課題を発見することが大切であり、誰か1人でも幸せにできればその課題を発見した価値は多分にあります。

【探求思考において大切なポイント1】
・規模に捉われず、社会や人々の日常における「課題」を発見する

もうひとつ、「探求思考」において大切なのは自らの「強み」と「弱み」を理解することです。自らの「強み」を理解することは、捉えた課題を解決する際に役立ちます。「弱み」を理解することは、その保管のために自らが取り組むべき課題を明らかにし、別の強みを持つ誰と共創することが必要かというものさしも手に入れることができます。

【探求思考において大切なポイント2】
・自らの「強み」と「弱み」を理解する


3.深く見ることで何が変わる?

そもそも、ある物事を「深く見る」ことで何が変わるのか?
冒頭でもお伝えしましたが重要なのは、、、

問いを立てる対象を見極める力

社会や人々が抱える課題を発見して終わりではありません。その課題に対し、何が原因か問いを立てる必要があります。正しい問いが立てられていない状況で解決策を練っても根本的な課題解決には繋がらず、また、新たな課題に直面するのではないでしょうか?社会や人々が抱える課題を発見して終わりではありません。

【探求思考の真の目的】
解決する方法の模索    <  解決する対象の問い立て
どうやれば?(HOW)    <  そもそも何が?(WHAT)


4.【重要】続編へ

ここまでご覧頂きありがとうございます。
研究会第3回ワークショップについては下記の記事に分割しています。

記事2
研究会第3回ワークショップを開催しました(2)
  -問いを立てる対象を見極める力、事例編 -

記事3
研究会第3回ワークショップを開催しました(3)
  -探求思考のトレーニングワーク編 -


5.【重要】第4回以降の研究会についてのお知らせ

【第4回研究会の日程 】
第4回研究会 2月19日(金)15:00~17:30 @オンライン
 1 、 ゲスト講師によるレクチャー
 2 、 ディスカッション
   テーマ:「福井でサステナブルに対応した製品開発に取り組むために
        必要なこと」

≪ゲスト講師 株式会社TBM 羽鳥徳郎様≫
↓株式会社TBMについて参照記事
https://www.toppan.co.jp/nippongallery/editingnippon/event/sdgs_004-2.html
【第5回以降研究会の日程 】
第5回研究会 2月26日(火)〜 3月5日(木)14:00~18:00 @オンライン
  Day1  2月26日(火) 15:00~18:00
  Day2    3月2日  (水) 15:00~18:00
  Day3    3月5日  (金) 15:00~18:00

第6回研究会 3月19日(金)15:00~18:30 @福井市
≪ゲスト講師 旭化成株式会社 木下昭暁様、前田舞子様≫
↓旭化成株式会社、ベンベルグについて参照記事
https://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/gaic/sanchi/no8.html

緊急事態宣言の状況により、事務局にて検討、変更する可能性がございますがご了承下さい。


研究会初年度も後半に入りました!「探求思考」フェーズの初回となる、研究会第3回の振り返り内容は3つの記事に別れています。どれも今後につながる大切な内容になりますのでぜひ、ご覧下さい!!

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