冗談がわからない
私は時々、
相手が冗談でいったことが
冗談だとわからないことがある。
これは「冗談」じゃないパターンもあって、
おべんちゃらのようなことを
本当だと思うこともあるし、
社交辞令なんか結構わからない。
まとめると、
「本気かどうかわからない」と
いうことなのかもしれない。
私は基本的におべっかを言わない。
特に仲のいい人には
思ったことしか言わない。
いや、正確には
言ったことは思っていること。
ってことだ。
思ったけど言わないことは、ある。
大人になってだいぶ経って、
「あ、これは社交辞令だな」
「あ、これは本心じゃないな」
「あ、これは冗談で言っているな」
ってことは
以前に比べると
だいぶわかるようになってきた。
でも、まだたまにわからない。
先日も、こんなことがあった。
私が気に入って
ちょくちょく行くお店があって、
そこで飲んだワインやら
食べたタパスの写真を
とあるSNSに投稿していたら、
友人が
「いいな、そろそろ行きたいな」
とコメントをつけてくれた。
以前も一緒に行ったことがある。
気に入ってくれているのも知っている。
だけど、
その友人の自宅からはちょっと遠いし、
彼女はかなり忙しい人なので、
こうした意思表示がないと
あまり気軽に誘えない。
誘って、ダメで、
ごめんね、って言わせるのは悪いな、と
私や他の友人たちは常々思っているのだ。
その彼女が
「そろそろ行きたい」
と書いてきた。
これは、こちらからも
OKの意思表示をせねば!
私はすぐに
「行こう〜、日程相談しよう」
と返事のコメントを書いた。
すると
「週末に決めよう!」
と、またすぐに返信コメント。
ちょうどその週末に
彼女のお家で集まりがある予定だったから、
なるほど、そこで決めるのね、と
私は心づもりをした。
週末になって、
彼女のお家にお邪魔した。
忘れないうちに話だけでも振っておこうと、
通り一遍の挨拶と
ちょっとしたワイワイトークの後、
私は
「そういえば、あれの日程も決めないとね」
と話をふった。
振ったのに。
「はあ?私いま秋まで忙しいのよ、
それが終わってからじゃないと
何も決められないわよ!」
と、軽くキレられた。
いや、
結構ガチギレだったかも。
え……。
まじで?
わからない。
私にはわからないのだ。
本気で言っているのか、
冗談なのか、
社交辞令なのか、
おべっかなのか、が。
そろそろ行きたい、が
社交辞令だったとしよう。
そうしたら
週末に決めよう、は
いらなくないか?
「そだねー」くらいで
返事をしてくれたら
私も気づいたと思うんだよ。
難しい。
難しすぎる。
私としては
「大人の会話レベル100000」
くらいの心境。
難易度が高すぎるのよ。
もう、私からは
きっと誘わない。
だって、
わからないんだもん。笑
だいぶわかるようになったと
思っていたのが自惚れでした。
やっぱり私には
相手が「本気がどうか」が
たまにどうしてもわからないんだなあ。
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