つまんない凡百警察スリラーかと思っちゃっててごめんね、チャドウィック! 映画『21ブリッジ』
21ブリッジ(2019年製作の映画)21 Bridges
監督 ブライアン・カーク
脚本 アダム・マービス
出演者 チャドウィック・ボーズマン シエナ・ミラー
面白い!
そうだよね、チャドウィック・ボーズマンが凡百の警察アクション映画を選ぶわけないもんね。。
ごめんね、つまんなそうって思ってて。
ごめんね、チャドウィック!(天を仰ぐ)
だって
「マンハッタン島封鎖!」
「最後まで戦う!」
ってコピーがつまんなそうだったんだもの。。
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Black Lives Matterの時代に
警察による黒人殺害事件が増えている中、
黒人超大スターであるチャドウィック・ボーズマンが、
〝射殺しまくる警察官〟役を演じるという
あらゆる意味でハラハラドキドキの映画。
黒人スター俳優が市民を射殺しまくる警官演じるんですからね。
Black Lives Matterの時代に。
どういうことなんだ!という令和最大のミステリーからこの映画は始まります。
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チャドウィックはそんなに良い警官としてはスタートしないんですが、
そんな中、麻薬の売人2人が警察を8人射殺するという事件が起きてしまいます。
チャドウィックは麻薬捜査官の女性刑事と組んでこの事件の捜査を行うのですが、
こんがらがった事件が次第に明らかになっていくうちに隠されていた真実が。。。
と言う話。
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あ〜、いくら書いてもつまんなそうでますね。。
それこそここまでなら凡百ですよ。。
でもネタバレになっちゃうから書けないし!!
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でも、ニューヨークで黒い肌で生きることの恐怖を味わいましたよ。
いつ殺されてもおかしくない恐怖。
しかもなんとく「仕方ないこと」みたいな空気も醸し出されてるとこにさらなる恐怖が。
人種差別の恐ろしさを感じる映画になってると思いましたよ。
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警官が黒人を殺しまくっていることも超絶問題なんだけど、
それ以前に警官が殺しまくれる状況とか精神状態とか組織が狂ってるんですね。
人を殺しまくって無罪になっていくこと自体問題だけど、
そんな凶行が可能な組織であることが問題、という。
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そういう問題提起。
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ま、
ただ、
映画自体の風格とか、
映像の深みとか、
キャラクターの描き込みとか、
話自体のオリジナリティとかは、
厳しいわな。。
でも、
もちろんチャドウィックは今まで見たことない演技体だったし、
特に
コンビを組む麻薬捜査官の女性刑事のシエナ・ミラーさんはめちゃくちゃ素晴らしかったですよ。
すごい面白い演技。
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