水で流れをよくする
流れという言葉を聞いて何を想像しますか?
川の流れ
空気の流れ
場の流れ
試合の流れ
話の流れ
人の流れ
人生の流れ…などなど。
色々な物に流れがあります。
上に書いたもの以外にもありますが、流れというものは、止めたり、滞らせるとあまりよくないものが多いですね(悪い流れは別ですが…)。
人の体の場合であれば、血液の流れ、リンパ液の流れ、脳脊髄液の流れ、気の流れなど、これらは滞りなくスムーズに流れれば流れるほど、病気や症状を改善してくれるものです。
病気のほとんどはこれらの流れが悪くなっているか滞っている場合がほとんどです。
人の体においてその流れを良くするために大切な物はやはり水ではないでしょうか。
人間に限らず動物や植物は体のほとんどが水でできています。
水が無ければ生物は生きることができません。
皆さんはその水を正しくしっかり摂取できているでしょうか。
今回は水の摂取方法や摂取しないことによる影響などを紹介していきます。
まず1日にどのくらいの水が必要かご存じでしょうか。
一説には体重の30分の1と言われています。
つまり体重が45㎏であれば1.5ℓ。60㎏であれば2ℓとなります。
250㏄のコップであれば6杯~8杯が必要になるということです。
ここで注意していただきたいことは、心不全や腎不全などの病態がなく、腎臓の機能が正常に働いている場合のみ当てはまるということです。心臓の機能や腎臓の機能が低下している場合は水分を排泄する機能が低下している可能性が高いため医師の指示や病態に応じた摂取が必要です。水分摂取量に関しては必ず主治医にご相談ください。
果物や野菜など食事にも水分は含まれていますが、1日に食事から摂取できる水分は1ℓ以内であることが多いと思いますので、やはり食事とは別に1ℓ以上の水分摂取が必要です。
そしてもう一つ大切なことはカフェインを含む飲み物は水分に数えないということです。コーヒーや紅茶、酒などは利尿作用があるために、体に元々存在していた水分を体外に排出してしまいます。
そのため水分摂取には、水がいいとされています。
水を飲むタイミングとしては起床時、朝昼晩の食事前、食後2時間程度、入浴前後などが良いとされています。特に入浴時は汗により水分が体外に出やすいため特に注意が必要です。
そしてがぶ飲みをしないことも大切です。
目安としてはコップ1杯の水を1時間~2時間かけて小まめに飲むイメージです。
熱中症対策でも聞き覚えがあるかと思いますが、ちびちび飲むことで体内の水分量を一定に保つことができます。
水を飲むくらいでと思うかもしれませんが、さまざまな病気や症状が改善できる可能性があります。
次の機会には具体的な疾患や症状について学んでいきたいと思います。