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どれだけ自分に厳しくしてきたんだろうか

1ヶ月くらい前から、自分に労いの言葉をたくさんかけるようにしている。それはもう事あるごとに。たぶん10分に1回くらいの頻度で!

はじめたきっかけは、信頼している方に、「さとちゃんは自分にすごく厳しいよね。まずは、いつも一生懸命生きててえらいねって自分に言ってあげて」という言葉をもらったからだ。

私自身はそんなに自分に厳しくしているつもりはなかったけど、どこか生きずらささみたいなものは感じていて。信頼している方の言うことを実践してみる事にしたのだ。

具体的に何をしたかというと、例えば、頼まれた仕事をこなした時。それが5分で終わるような簡単なものでも、「いやー、本当に良くやってるよ!お疲れさま!」って心の中で自分に声をかける。

毎日の通勤の時。「ちゃんと歩いて通ってえらい!頑張ってくれてありがとう」って声をかける。

リラックスしたくてお茶を入れた時。「自分を心地良くしようとしてさすがだな〜」って声をかける。

まぁこんな感じで、事あるごとに自分を労い続けて約1ヶ月。大きな気づきと変化を感じている。

【気づき&変化①】どれだけ自分に厳しい言葉をかけてきたんだろう

繁忙期や、上司から頼まれた仕事が多いなどで、仕事がなかなか終わらなかったとする。今までの私は、イライラしながら「なんで終わらないの?!」「頑張らないとダメ!」と心の中でつぶやいていた。

自分では、これは周囲に対する不満で、多少のイライラは仕方ないと思っていた。

けど、違った。

私は私自身に、「なんで終わらないの?!」「頑張らないとダメ!」と言葉を浴びせ、すでにいっぱいいっぱいなのに、もっともっとと急かしていたのだ。

なぜ気づいたかというと、自分を労うようになってしばらく経った頃から、同じ状況になっても急かすような言葉は自然と出なくなったからだ。

その変わり、「こんなにたくさんの仕事をして本当にすごいね。よくやってるね。」「終わらないのはあなた(自分)のせいじゃないよ。ひとつひとつやっていこうね」「疲れたって周りに愚痴ってみてもいいんじゃない?」と、自然に思うようになった。

自然にそう思うようになって、やっと分かったのだ。文句は自分に向けられていた。どれだけ自分を追い詰めて厳しく生きてきたんだろうって。

ごめんねって自分に謝った。

【気づき&変化②】ヘルプを出せるようになった

これまでの私は、疲れていようが、いっぱいいっぱいだろうが、ヘルプを出すことができなかった。そりゃそうだよね。自分で自分に「もっと頑張れよ!」って喝を入れ続けているんだから。

でも、自然と自分に対する労いができるようになった頃から、辛いとか大変な場合は、状況を周囲に伝えられるようになった。

忙しい時に追加の仕事を頼まれたら、「他の人にお願いしてもらえませんか?」と言えるようになった。

「仕事が遅い」とチクリと言われたときは、「今いっぱいいっぱいなんです」と状況を説明できるようになった。

プライベートでも、「今は話を聞いてほしい」などの意思表示をできるようになった。

しかも、頑張って言ってる訳ではない。当たり前にすんなり言えるのだ。

今までは、我慢して引き受けるか、めちゃくちゃ勇気を出して言うかしかできなかった私にとって、これは驚きの変化だ。

自分を労うってすごい!!!

【気づき&変化③】周囲も労ってくれるようになった

自分を労い、状況を説明できるようになったら、周囲の反応も変わってきた。

仕事では、「もし今は忙しいなら他の人に頼もうか?」や、「その仕事は大変だよね」などと言ってもらえることが増えた。

今までは「もっと工夫して頑張って」というニュアンスのことを言われることも多かったのに!!みんなどうしたんですか?!とびっくりしゃう。

プライベートでも、「よく頑張ったね」と労ってもらうことが増えた。

コツは焦らないこと

ここまで読んで自分もやってみようかと思った方に、コツをお伝えしたいと思う。

ずばり、 焦らないこと だ。

今まで無意識に自分を追い詰めてきた人は、自分を労い始めても、最初はしっくりこないと思う。こんなことして意味があるなのか疑いたくなる場合もあるかもしれない。

それでも、大好きな女の子を口説き落とそうとあれやこれやと手を尽くして頑張る男子のごとく、気長にひたすら労い続けてみてほしい。

段々と、意識しなくても自然と労いの言葉が湧いてくるようになる。

そうなればこっちのものだ。

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