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《ミステリという勿れ》のワンシーン。 放課後の教室で、ぼぅっと窓の外を眺める久能君。大切…
新年あけまして、 こんな災いはひどい。 人々が幸福を祈る最も大切な節目に、 神は元日でも容…
青い空に入道雲が湧いていた。 コーヒーを買いにコンビニへ行く途中、信号待ちをしていた黒塗…
散歩をした。 昔暮らしていた家の辺りを歩いていた。 池のほとりにその家はあったが、随分前…
心から願うことは、その願いに囚われているということ、らしい。 願うこと自体が束縛を生み、…
喋る事は、伝えるという事。 しかし、伝えるという事は 喋る事だけとは限らない。 言葉を使わ…
高校1年生のとき。 合唱コンクールで僕は指揮者を担当した。 男子クラス。野太い声。みんなで一生懸命ブルーハーツの『青空』を歌った。学年予選で敗退し、全校あげての本選には行けずに終わってしまった。 ほどなくして僕は長期入院生活に入った。 =================== 一年数か月後の4月初め、学校へ復帰した。留年の為、ひとつ若い学年からの再出発。転校生のような気持ちで突入した。また男子クラス。最初はみんな気を使って先輩扱いしてたけど、すぐに同様に扱ってくれた。受
いつもの仲間と、久々の焚き火会。 揺らぐ炎、蠢く熱を前に 言葉は自然と削ぎとられ、 語らい…
私の自転車を寝床に選んだ芋虫。 彼(もしくは彼女)を見つけたのは2週間前。 3日後には立派な…