記憶に残る家族の一言(ice)
私の頭の中には、たくさんの、記憶に残る家族の一言(ice)があります。
たとえば前々回の記事の兄の一言
「犬焼くだけやろ」のような。
家族の一言(hot)はあいにく今日のメニューにはありません。
いくつか紹介していこうと思います。
まずはおじいちゃんからスタート。
子供の頃、今はなき「信濃そば」(なんばグランド花月の並びにあった人気のお店でした)で出前を取ることが多く、私はそこの肉うどんがとっても大好きでした。肉がなんか他の肉うどんの肉と全然違うんです。なんか細かいんです、繊維が。
その日はおじいちゃんと2人で昼食を取ることになり、普段肉うどんを頼む私は、イレギュラーで鴨南蛮うどんを頼みました。
おじいちゃんは肉うどんを頼みました。
うどんが届いて、ラップを開けます。
やっぱり肉うどんが美味しそうです。
もう、浮いてる脂の量が違うんです。鴨と牛じゃあ。
もう、ラップから滴る汁すらも何か肉うどんの方がジュクジュクやん。
肉うどんをガン見しながら鴨南蛮うどんを食べていると、おじいちゃんはまだ食べ始めず、肉だけをラップの上に丁寧に移動させ始めました。
分けてるやん、私の大好きな肉を、分けてるやん!
綺麗に肉だけ除けておじいちゃんのうどんは素うどんになりました。
私は満を持して言いました。
「肉食べたい」
そのときのおじいちゃんのセリフがこちらです。
「これ犬にやるやつからあかん!」
わたし、アンタの孫ですやん。
目に入れても痛くない、孫ですやん。
わたし、孫とか持ったことないけど知ってますもん。
大泉逸郎が歌ってましたもん。
「なんでこんなに可愛いのかよ 孫という名の宝物」
って。それが孫の概念ですやん。
何で犬に負けなあかんねん!
信濃そばのおっちゃんも犬に食べさすために作ってないわ!
ていうかもう、言う前から悟ってたし。それ犬にやんねやろなぁって思ってたけど言ってみたし。さすがに一口くらいくれるやろなぁと思ったし。
ほんまに一口もくれへんかったし!!
この人でなし!!
今回も犬の話になってしまいました。
犬の話って普通もっと、ほっこりするねんで!
犬って、バズるねんで!ツイッターとかで、あったかい気持ちになって、バズるねんで!
最後に、一言というか長ゼリフなんですが、こないだ帰省したときにタクシーの中で聞いた祖母の長ゼリがおもろすぎて隣でずっとメモってたので、そのメモをコピペしておきますね。
「あの人落ちぶれたなぁ。いつも酒屋の入り口で座ってんねん。それも汚い格好して座ってんねん。自業自得やん?貢がせるだけ貢がせてなぁ?ほんでお祝いパーティーも来てたやろ?こんでもいいのに汚い格好して来てなぁ。あれ何でいつもあのジャンバー1枚しか持ってないんかな。誰か買うたったらええのにな。」
はい、そうです!うちのおばあちゃん、性格悪いんです!
絵に描いたようなワルなんです!
そこがおもろいんです!
友達のおばあちゃんとかみんな優しくてゆっくり喋るし、おばあちゃんって、そうやん。そうあるべきやん。うちのおばあちゃん早口で性格も悪いんです〜!
でも人徳あって経験豊富で大好きな自慢のおばあちゃんです!
でも人徳あるはずやのに、世話してやった人にお金盗まれてました!
競馬で勝ったこと自慢したら次の日盗まれてました!
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