堀慎吾

なぜプロのリーグ戦には魔法使いが横行するのか?

堀慎吾noteへの激しい違和感

この記事↓を読んで、激しい違和感を感じたんですよ。

「いいね」が58個も付いてますから、これは俺だけの感じ方なんでしょうか? そこらへんは不明です。

その違和感とはどういうものか?

それはタイトルにあるバランスの話じゃないです。具体的にはこの部分についてですね↓

僕のリーチ率16%という数字ですが、低いのは当然なんです。なぜなら、僕はこのA1リーグのリーグ戦では、意図的にリーチ回数を減らそうとしているからです。
具体的には、例えば基本的に子のピンフテンパイはダマテンにする事が多いですし、子のリーチのみは手組みの段階でそのようなテンパイになりうる可能性すら避けます。今回のリーグ戦でも、おそらく子のリーチのみはリャンメン待ちですら40半荘で1、2回あったかなかったか程度の頻度でしか打っていません。
以前僕は記事でレンジの話を書きましたが、つまり僕は、瞬間の期待値損には目をつぶって、リーチのレンジを意図的に高いところで狭めているんです。
こうして自分のリーチへのリスペクトをあげる事で、いざというときに押し返されにくかったり、押し返されにくいという事は、ハメ手が有効になってくる。その分で元が取れると思っているからです。
さらに、高くて遠い仕掛けを多用して、相手から見た自分の副露にたいするスピードレンジを広げてリスペクトを下げているのも、もちろん意図的です。
(中略)
そして、僕は少なくとも自分の団体のリーグ戦では相手から見た自分のリーチのレンジは上で狭めておいた方が自分にとって利すると思っているというだけの話です。

ここに書いてあることを単純化すると、この2つになります。

①安いリーチは減らすことで、リーチの平均打点を上げる。
②高くて遠い仕掛けを多用する。

宣伝広告費を使って勝負手の出アガリ率を上げる

②の方はたろうも同じことをゆーてます。
プロ協会の麻雀では、クイタンは損だからやらない。その代わりのように、遠いホンイツをしょっちゅうやる。
3つ鳴いて、手の内は東南西北みたいなことはしょっちゅう。

その結果、相手が自分の手の進行をなめることが増える。遠すぎるホンイツをよく狙ってると、そのときはアガれなくても広告宣伝費の役割を果たし、相手がなめてくれて、勝負手のときにアガれる度合いが上がる。

②に関しては実際にそういうタイプと対戦してみないと、どう対処するのが効果的かよくわかりません。
以前、たろうの3フーロホンイツに対して、コバゴーが押して振り込んだとき、広告宣伝費の効果だと言われてました。実際、効果はあるんでしょうね。

意図的にリーチ打点を上げることは得になるのか?

問題は①なんですよ。
安いリーチを減らすことで、対戦相手が打牌を変える局面ってそんなに生じるのか?と疑問に思うわけです。

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