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麻雀プロは組織人であるべきか?

齋藤豪プロのプロ論を受けて

すごい反響を呼んだプロ連盟・齋藤豪プロ(天鳳ID=gousi、Vtuber名=牛さん🐮)の麻雀プロ論↓

noteのスキ347、ツイッターのいいね816、RT338。ものすごい反応だよね。

一見こう見える↓かもしれないけど、

賛否両論ある。

これについて書いていこう。

まずね、俺はgousiさんのことは好きなのね。面識ないんだけど、日頃の活動についてすげーなーと素直に思ってて、尊敬できる人なんじゃないかと思う。まず、こういう発信をできるって素晴らしいことだよね。

なので、gousiさんを批判しようという意図はさらさらない。ただ、立場によって物事は違う風に見えるんじゃねーのと思うので、そんな話を。

賛成派の意見は取り上げなくてもわかると思う。gousiさんの人柄に関する賞賛的な意見も多く、うなづける。

否定派はここらへんとか↓

麻雀プロ団体って、会社的なものか会員サービス的なものかといったら、社会的・経済的には会員サービスだけど、精神的には帰属意識が強く会社的になっている。中間的だ。

麻雀プロが職業として成立してきたのは、井出洋介さんなどのほんの一部と、プロ連盟で麻雀格闘倶楽部に出られる人などだった。Mリーグができて、それが業界全体的に30人増えた。トータルで、50人以上はいるけど100人はいない規模だと思う。

これは近年だいぶ拡大した結果であって、麻雀格闘倶楽部ができる前は10人くらいだったし、麻雀格闘倶楽部ができて以降も30~40人とかそんなもんだったんじゃないか。急に拡大した。

その一方で、職業としてほぼ成立してないにも関わらず、昔から職業的に扱う姿勢は強かった。

これは会員側の都合もあって、平たく言えば、フリー雀荘従業員が、ただの雀荘従業員じゃアイデンティティ的に不安なんだよねとグループ化したものだ。

・・・いかん。こんな論調で書いてると、途方もないな。今あまり余裕ないので、以下は箇条書きで。

プロ団体とはどういう組織か?

・「我が社の一員である自覚を持ってうんぬんかんぬん」という訓話がしょっちゅうある会社は健全か? 会社が儲かってないから精神論が必要になるのでは。

・勝手な行動をしないという構成員側の心構えで問題を解消しなくても、この組織についていけば美味しいと思えたら構成員は自然と忠実になる。重要なのは精神論ではなく、システムだ。

・入って数年以内、D3リーグみたいな人に、組織の一員である自覚を持てというのは、ただ拘束にしかならない。

・10年くらいやって中堅の位置まで来た人は、かけた時間と今の立場を無にしたくないから、自然と組織に沿って行動する。

・下っ端リーグもプロであるというのが変。最初の数段階は奨励会で、その先がプロとなって正会員になるのがあるべき姿。しかし、そう変更すると会員制ビジネスの基盤が揺らぐ。

・難易度が高くない試験を通過すればプロになれるとして、会員を増やすことが団体の基盤。レベル低いプロは団体側の都合で生まれている。

・下っ端プロというのは、マルチビジネスにおけるひ孫のひ孫みたいな立場で、そういう人に心構えを説くのは単なる説教でしかない。

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