ネト麻とリア麻の違い
過去のブログからの再録です。
リアル麻雀の強者とネット麻雀の強者はかならずしも一致しない。そんな話はずいぶん耳にしてきた。もうかなり常識だといっていいだろう。
それでも、今回聞いた話は衝撃的なものだった。
これまで、ネット強者がリアルで勝てない要因として、①金の圧力、②癖などを観察できない、という2つの側面が語られることが多かった。でも、今回聞いた話には①の要素は絡まない。
俺の知り合いの天鳳の高段者が、しばらくの期間、点5のフリー雀荘でバイトをしたという。そこで、勝てないどころか、後半には平均順位2.5もいかず、同僚たちに馬鹿にされていたというのだ。
天鳳では、俺はこの人にかなわない。俺は天鳳の上位者を「豆鳳」などと馬鹿にすることもあるけど、本当の上位者のことは馬鹿にしない。強いやつは本当に強いってよくわかっている。鳳凰民の下位層は弱いが、上位層は強い。この人も強くて、押し引きセンスの部分で、彼には勝てねーなーって何度か思わされた。
その人はリアル麻雀を打った経験がないんじゃね?って思うかもしれないけど、それも違う。俺は何度かこの人とリアルで打ったことがあって、普通に打てる。点5の何倍かのレートで打ったこともあるので、点5程度でブルってしまうということもない。
その圧倒的な強者が、点5のフリー雀荘で平均順位2.6ですよ。本来なら2.2~2.3くらいの数字を出しそうなもんなのに、2.6って信じがたいわ。さすがにここまで極端な事例は聞いたことがない。
この話を聞いて、ネットとリアルの違いがようやく明瞭にわかった気がする。
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