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麻雀は創造的か? その2

昨日の続きです。

大昔の戦術書から

前に書いた「麻雀は創造的か?」という文章に対して、ネット上でいくつか批判的な文章を目にした。それがなかなか適切な批判だと思われたので、もう一度この問題について書こう。というのも、問題は「創造的」という言葉の意味にあるのだ。

まずは、ぼくが高校生のときに読んだ麻雀戦術書の一節を紹介する(要旨)。

 * * * * * * * *

とある部長さんは奥さん一筋の真面目人間。仲間からなんと言われようと、決して浮気などしようとしなかった。そこで、仲間たちは彼に遊びを覚えさせようと一計を案じた。

あるとき、麻雀している最中、そのコチコチ部長はえらくツカなかった。そこで仲間は言った。その場にいる一番若くて美人の芸者はえらく福マンで、彼女のあそこに触っただけで、たいていの人はツクのだと。

ほれ、お福、部長さんがツカなくて困っとる。さわらせてあげんかね。

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