【データ三麻】30　ソバテンの危険度

前回はリーチ者の「５ｐ切り」に注目しました。今回はリーチ者の宣言牌に注目し、いわゆるソバテンの危険度について見ていきます。

ソバテンは危険ではない

まず、ざっくりと「ソバテンは危険か」について考えてみます。具体的には、宣言牌の1個隣、2個隣にあたる牌の危険度を「ソバテンの危険度」として、ソバテンか否かで牌の危険度を比較してみます。

（表３０－１）を見ると、１ｐを除いてソバテンの方がソバテンでない場合よりも安全になっています。例えば、ソバテンの無筋３ｐの危険度は12％ですが、これはソバテンではない場合の15％よりも小さくなっています。筋レベルまで危険度が下がってないので、ソバテンは安全とまでは言えませんが、全体として「ソバテンは危険である」と言うことはできません。これは実戦で「完全1シャンテン形」になることがそれほど多くないことを示唆しています。