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【データ三麻】16 リャンメン待ちで追いかけリーチできる基準

ここからは具体的な押し引きについて見ていきます。追いかけリーチをかけるか否かは頻繁に生じる重要事項で、この本のキモです。

「要求打点」で考える

押し引きを考えるに際して、「打点が何点あれば押したときの局収支がオリたときの局収支を上回るか」を考えます。そして押したときとオリたときの局収支が等しくなる点数を「要求打点」と定義し、自分の手牌のアガリ素点+供託リーチ棒が要求打点を上回るか否かによって押すか引くかを決めます。

すなわち要求打点とはボーダーラインです。このボーダーラインを判断する際には、一発・裏ドラ・ツモはもちろん、場に供託されているリーチ棒も考慮します。例えば、供託リーチ棒が3本あれば、アガリ素点に3000点を加えて打点を計算します。なので供託棒があればあるほど押し有利になります。

具体的な状況を考えてみましょう。他家から先制リーチを受けた状況で、11巡目に自分もリャンメンテンパイになりました。供託されているのは先行リーチ者のリーチ棒だけです。自分の具体的な手牌は次の通り↓です。

役がないのでリーチをかける必要があります。リーチ宣言牌は無筋2p(危険度約15%)です。この状況で追いかけリーチするべきでしょうか?

どのルールか、親は誰か、相手の抜きドラは何枚かによって押すか引くかが変わりそうなので、ルールと相手の抜きドラ枚数ごとに要求打点を確認していきます。

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