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実力至上主義の敗北 パイレーツ&ドリブンズ

実力至上主義3チーム

Mリーグ8チームの中で、ほぼ純粋な実力至上主義チームが3つある。

アベマズ、ドリブンズ、パイレーツだ。

「ほぼ純粋な実力至上主義」とは、①芸能人を採ろうとしない、②2人目の美人女性を採ろうとしない、ということ。

この3チームとも、初年度の3人のまま、女性必須というレギュレーションができて女性を1人追加したのみ。麻雀プロ純潔主義だ。

この3チーム以外の風林火山、麻雀格闘倶楽部、フェニックス、雷電、サクラナイツは、芸能人とか美人女性を重視する傾向がある。

追記:サクラナイツは当初は岡田さんという芸能人を採ったけど、今は岡田さんはMリーガーにふさわしい実力となり、ガチチームになったと言えます。逆にいうなら、サクラナイツ以外の4チームは今も実力至上主義とは言えません。

企業として、どういう姿勢でMリーグに参加するかは様々で、その姿勢にいいも悪いもないんだけど、ひとつ言えることとして、実力至上主義チームが芸能人を含むチームに負けたらアイデンティティが揺らぐ。実力至上主義って何だ?と。

それがパイレーツとドリブンズだ。

とくにドリブンズなんて、まるこは10試合しか出さないと徹底してるのに、それでいて勝ってない。ガチ麻雀プロが芸能人に負けてたら、俺たちはなんなんだ?ってなるよ。

ここで、ちょっと長くなるけど、過去4年間のチーム成績を見てみよう。

過去4年間のチーム成績

2018シーズン
1位 ドリブンズ
2位 風林火山
3位 アベマズ
4位 格闘倶楽部
5位 パイレーツ
6位 フェニックス
7位 雷電
2019シーズン
1位 パイレーツ
2位 フェニックス
3位 アベマズ
4位 サクラナイツ
5位 格闘倶楽部
6位 雷電
7位 ドリブンズ
8位 風林火山
2020シーズン
1位 風林火山
2位 サクラナイツ
3位 アベマズ
4位 ドリブンズ
5位 格闘倶楽部
6位 雷電
7位 パイレーツ
8位 フェニックス
2021シーズン
2.5位 サクラナイツ
2.5位 格闘倶楽部
2.5位 アベマズ
2.5位 フェニックス
5位 風林火山
6位 パイレーツ
7位 ドリブンズ
8位 雷電

2021シーズンはまだ最終順位が確定してないため、上位4チームとも平均を取って順位2.5とした。

平均順位ランキング

各チームの平均順位を出してみよう。
上から順に、

2.83 サクラナイツ
2.88 アベマズ
4.00 風林火山
4.13 格闘倶楽部
4.63 フェニックス
4.75 パイレーツ
4.75 ドリブンズ
6.75 雷電

中央値は3.88だ。つまり大きく勝ち越してるのはサクラナイツとアベマズの2チーム。そして、風林火山と格闘倶楽部は小勝ち。残り4チームは負け越してる。

追記:こんな指摘を受けました↓

たしかに、考えてみたら、中央値という言葉は違ってました。平均順位(期待順位)ですね。
さらに、数値まで違ってました。
正しくは「サクラナイツ以外の平均順位は4.38、サクラナイツは4.00となる」です。
となると、風林火山と格闘倶楽部は平均以上ですので、文章も変えました。

もっと細かく見るなら、3番目から7番目のチームはだんご状態で、雷電1人負けとも言える。なので、大勝2チーム、小勝2チーム、小敗3チーム、大敗1チームという分布になっている。

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