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ポイントカード地獄にハマって

隙間時間に何をするか。そこに人間性が現れる。アドゲー中毒症患者は隙間時間に歌舞伎町に行ってしまう愚かな人たちだ。

勝てばいい気分になるけど、負けたら嫌な気分になる。ゲー代を考えたら3分の2は負けるわけで、わざわざ嫌な気分になりに行く必要あるのか?

普通の人なら、そんな馬鹿げた問い自体が成り立たない。なのに、アドゲー中毒症患者はわざわざ嫌な気分になるためアドレナリンを出しに行ってしまうのだ。

木曜日。夕方のジャズダンスをさぼった。

麻雀したくなる。なぜこんな身体になってしまったんだ。夜のジャズダンスまで3時間くらいある。5回以上は打てるんじゃ。

あと15ptでポイントカードが満タンになる。そしたら5万円ゲットだ。俺の希望はもうポイントカードしかないんや。

キャバクラとかスナックで働いてるねーちゃんが足を洗うことを「上がる」というよね。「私は来月で銀座を上がるの。田舎に帰って結婚するんだ」みたいなやつ。

これって昭和用語なのかな? 俺はポイントカードが満タンになったら黒船店を上がるわ。それまでの辛抱だ。

こうして黒船店に向かった。

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