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トラップ主義に行く麻雀プロの世界

麻雀プロって固定メンツでずっと打つ世界。ネット麻雀やフリー雀荘で不特定多数と打つ世界とはだいぶ違う。

麻雀というゲームの性格として、たがいに大きなミスをしないレベルになったら、自分が強くなるより相手を弱くする方が効果がある。

これがどの程度効果があるかというのは、まだ明確な検証がないのでよくわからない。単に小さな損を積み重ねてるだけという可能性もある。

【FACES / Vol.02】石田時敬 ~いつか我が子に見つけてもらうため、凡人は打ち続ける~より引用。

勝つためにどうやったらいいのかを考え続けたし、本当に色々やってみた。だから、基本に忠実ではないと思う。
1つ挙げれば、「大損しない範囲で逆を打てるときは逆を打っておく」っていうのはあるかな。少しでも情報を絞らせないって意味ね。例えば、第1打に1sと1mどっち切るかで4s持ってるのに1mから切ってみたり、ホンイツだけど他の色のドラ周りを引っ張ってみたり。
あと、同じようなので、役牌シャンポンリーチできそうなときには第1打に役牌から切ってみたりっていうのもあるかな。
そう言うと、瞬時に石田が牌姿を挙げて説明を始めた。
例えば、こんなやつ。

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こんな配牌だったら第1打に西じゃなく發を切る感じだね。發が重なってもホンイツにしないし、打点があんまり上がらない。それなら發を先に打って役牌シャンポンリーチになったときに少しでも白が出やすい河にした方がいいと思うんだよね。役牌先切りも兼ねて。

引用はここまで。

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