【データ三麻】8 テンパイ外しする場合
テーマ6では先制愚形待ちテンパイのリーチ判断について検討しました。さらに、先制愚形テンパイの場合には、「リーチかダマか」という選択の他に「リーチかテンパイ外しか」という問題もあります。そこで今度は、テンパイ外しによる手替わりの是非について考えてみましょう。
何巡目ならテンパイを外すべき?
具体例を出します。5巡目、8巡目に子で次のペンチャンテンパイになりました。
手牌には4s5s6s7sという4連形があり、リャンメンへの手替わりが期待できます。ここでは1pを切ってテンパイ外しすべきでしょうか?
まず、4連形含みのくっつき1シャンテンが全体としてどの程度アガリに結び付くのか確認しましょう。(グラフ8-1)にくっつき1シャンテンのアガリ率を掲載しました。
5巡目の数値を見ると、4連形1シャンテンのアガリ率は44%です。即リーチのアガリ率が53%ですから、約1割半の減少となっています。
次に8巡目の数値を見てみると、4連形1シャンテンのアガリ率は31%です。即リーチのアガリ率は44%ですから、約3割減となります。巡目が進むほど、好形への組み換えは不利になります。
この結果から、打点上昇の見込みがないならペンチャン・カンチャン待ちのまま即リーすべきと言えます。
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