あさじん2

あっさじーんは勝ちえたか? 若き日の雀ゴロ経験から考える【たそがれ麻雀放浪記】12月1日

全国区の痛キャラに

今日発売の『近代麻雀』にあさじんの記事が載ってる。

これがめちゃくちゃ面白いんだわ。
麻雀の話のはずなのに妄想が爆発してる。

若返って21歳くらいに戻り(なぜ20歳じゃなく21歳?)、当時は織田裕二に似てたから、そのルックスに戻って、小説を書き、ホストをして、麻雀プロになって、ユーチューバーになりたい。とにかく見た目がよくなって、水口美香さんみたいな女子プロと付き合いたい。

みたいな寝言までくり広げられてる。

ちむ2

ホストは無理。
麻雀プロは、プロ連盟は40歳未満だけど、最高位戦や協会は年齢制限ないから受けられる。でも落とされそう(==)ウム

しかし、小説は今からだって書けるし、ユーチューバーもなれる。
ユーチューバーになるためにクラファンで買ったPCはどうなったんだ?

そして、かっこよくなるのも、今からダイエットと筋トレすりゃいーじゃねーか。
水口さんの好みは知らねー。

いやいや、そんな説教を書こうってわけじゃない。

あさじん4

あさじんは勝ちえたか?

あさじんはSさんの代打ちとして2ピンのセットに通ってた。メンツのレベルが低いから、あさじんでも勝てるだろうってことで。

最初の2回は勝った。しかし3回目に大敗。ほぼチャラだけど、最初の勝ち金は返済に回したりしてて金が続かなくなった。

このセットで、あさじんは勝ちえたか?
これが今回のテーマだ。

あさじんと考えるから負けそうなイメージになってしまうけど、中級者と上級者の中間くらいの普通の打ち手だとしよう。

Sさんは、あさじんなら勝てるとみなしてた。
つまり、麻雀の腕はそのセットの平均を上回る。
問題は金がないこと。

つまり、天鳳6段くらいの貧者が、天鳳3~4段の金持ちのセットに入って、勝てるかって話だ。

よくさ、ギャンブルで金がない者が金持ちに勝てるわけないっていうよね。ポーカーだったら、卓上のチップ量が有利不利に直接結びつく。でも、麻雀ってそういうゲームじゃない。メンタルが揺らがなかったら、金のあるなしは関係ないはず。

ぬるぬる雀荘にターゲットオン

ここからは思い出話になる。

30歳のとき、3年間務めた竹書房を辞めた。そのとき、いずれはどっかの週刊誌の編集部に行って下働きすれば食えるんじゃね?と思ってた。

でもね、その前に半年か1年、麻雀を打ちまくりたかった。最初にやろうとしたのは雀ゴロですわ。この話はどこにも書いたことないと思う。

家の近所に「太郎」という名のセット雀荘があった。基本はセットなんだけど、毎日夕方からフリー卓が1卓程度立っていた。東風戦。レートは2ピン。順位ウマは2-4だったか2-6だったか忘れた。赤が3枚か4枚入ってて、メンゼン祝儀だった。

俺が学生時代にバイトしてた木馬館というフリー雀荘もすぐそばにあって、そっちは半荘戦、ピンの1-2だった。

レートは太郎の方が倍で、さらに東風戦。ふつうは東風ってシビアなもんだけど、なぜか太郎はぬるぬる。木馬館の方がダンチでレベルは高かった。腕の立つ雀ゴロがいたし、強いメンバーもいたし、強い客もそこそこいた。太郎には強い人が1人もいなかった。

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