三麻ヘッダー

【データ三麻】27 先切りの安全度

一般論が逆転するのは?

ここからはテーマ26で示した牌の危険度の順番がひっくり返る場合について、データを出しながら検証していきます。これはそれなりに重要です。

こんなケースを考えます。自分は5万点持ちのトップ、抜きドラ2枚の子がリーチをかけてきました。自分の手は2シャンテンなのでオリに回りましたが、現物や筋をみな切ってしまい、残っているのは無筋しかありません。この場合どうしたらいいでしょう?

テーマ26の順番通りに片筋4p5p牌を切る選択肢もありますが、一つ注目してほしいものがあります。それはリーチ者がリーチ宣言前に切った牌の外側で、例えばリーチ者が4pを切っている場合の3pや2pです。それらの牌の危険度は通常よりも大きく下がるので、それを切ってしのぐことができます。

それを裏付けるデータを紹介します。(グラフ27-1)、(グラフ27-2)、(グラフ27-3)をご覧ください。これらのデータは、無筋1p・2p・3pと分けて、リーチ者がリーチ宣言前に切った牌の外側の危険度を求めたものです。

ここから先は

2,362字 / 6画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?