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【データ三麻】7 枚数によるアガリ率の違い

愚形待ちは残り枚数が重要

前回は先制愚形待ちテンパイのリーチ判断について見ました。しかし愚形待ちといっても、牌の種類・見えている枚数によってアガリ率が異なることは想像つきます。そこで、ここでは牌の種類・見えない枚数ごとのデータを見ていきます。

(表7-1)に5 ~ 12巡目の先制1種待ちのアガリ率とアガリ時ツモ割合をまとめました。先制1種待ちとは、カンチャン・ペンチャン・タンキのこと。当たり牌の種類・見えない枚数ごとにしてあります。

これを見ると、先制1種待ちでも種類によってアガリ率に大きく差が出ます。例えば、場に1枚も見えていない先制無筋456待ちリーチのアガリ率は42%ですが、筋28待ちリーチは55%です。かなりの違いがあります。

数牌愚形待ちの全体のアガリ率は45%ですから、これと近いところ(40 ~50%)の待ちが、平均的な先制愚形待ちのリーチです。それより上の50%以上ある待ちは優秀ですし、それより下の40%未満はリーチしない方がいいでしょう。以下、具体的に見ていきます。

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