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麻雀に藤井聡太は現れるか?

Mリーグなどの影響によって、最近は麻雀から博打イメージが薄れつつあり、子ども麻雀大会などが増えてます。

いずれ藤井聡太のような天才少年が現れる日も来るだろうし、そうすれば麻雀の人気がさらに爆発するのではないか。

そんな見方があります(自分でも書いたことあります)。

果たして麻雀に藤井聡太は現れるのか? そんな問題について考えてみたいと思います。

『RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる』という本があります

どんな内容かというと、以下の2つの要約チャンネルにまとめられてます。

必要な要素だけ抜き出しましょう。

ゴルフのタイガー・ウッズ、テニスのロジャー・フェデラーという2人の天才がいます。

どっちもその分野の巨人なんですけど、ウッズは2歳からクラブでボールを打ち、父親がこの子は天才だと確信して徹底した英才教育を施しました。フェデラーは、子どものころはサッカーにハマっており、他にも水泳、スケボーなど様々な分野を経験したのち、テニスを選びました。

早期教育型かという点では違いがあります。

今、1万時間の法則とかグリット(やり抜く力)など、特定分野に大量のリソースを投下する重要性が注目されています。しかし、それが有効なのは、特定分野なのだとこの本は語ります。すべての分野ではないのだと。

ゴルフとテニスには根本的な違いがあります。この本の用語で言うと、ゴルフは親切な環境で行い、テニスは意地悪な環境で行うスポーツです。

どういうことかというと、親切な環境とは、ルールが明確で、同じような問題が繰り返し起き、すぐフィードバックが得られるものです。

ゴルフで変動要因は、コースの違い、天候くらい(やってる人からしたら、ふざけんな!って話に聞こえるでしょうが)。正確性がキモのスポーツであり、自分との戦いになります。

一方でテニスはというと、審判によってインアウトに違いがあったり不明確なところがあります。地面が変わり、天候が変わり、相手が変わり、ダブルスならチーム内のコミュニケーションが必要になります。変動要因が多いです。

修正が容易かといったら、ボールが飛んできたらすぐ対応しなきゃいけない。ゴルフのように時間を取って修正することはできません。

このゴルフとテニスの説明に関してはそうかなー?って感じもしますけど、対応型のスポーツかと考えると納得できます。ゴルフは自己沈潜型のスポーツ。テニスは相手対応型のスポーツです。

ね、対応型かと考えると明確な違いがあって、早期教育が有効なのは自己沈潜型のスポーツやゲームだというのです。

早期教育が有効な分野はAIが強い分野でもあります。囲碁やチェスが例として挙げられてます。

この本の主旨としては、世の中のビジネスの大半は意地悪な環境なので、一分野に特化するより経験の幅が重要になります。むしろ幅広い経験こそ一番重要です。なので、年齢がいってからも成功は可能である。そんな内容の本となってます。

納得いきますよね。

さて、ここから麻雀の話になります。

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