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自分の本を路上販売するのはプライドを捨てることなのか?

プライドより実利を優先するプロ意識とは?

この前、昔フリー雀荘で公開勝負をしたIQ180真剣というやつと通話したときに、彼が俺に対して一番感心してる風だったのは、自分の本を路上で売って、誰も来なくてもそれをネタにしてることらしかった。

真剣

プライドより実利を優先するライターとしてのプロ意識ということらしい。

ここらへんについて書いてみよう。

路上で本を売るのは、やってる人の話は聞いたことないので、本の著者としてはかなり珍しいんだと思う。でもね、やってみたら「なぜみんなやらないんだろう?」って思うくらい、有益な行為だった。

文筆業は生き方全体での勝負だった

本の著者って、読者と触れ合うことが少ない。接してみると、いろいろ発見があるし、有益なネタをもらえることも多い。

やってみて一番驚きだったのは、来てくれた多くの人が、俺とどこかで何かしら接した経験があったことだ。「〇年くらい前に△△で一度だけ同卓したんですよ」みたいなのがすげー多かった。路上販売してるのが、ほぼ東京の中心部だからという理由はあると思う。

思ったのは、本が売れたり売れなかったりするのって、そのつど過去の生き方を評価され、総合的に決算されることなんだなってこと。

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