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刑事裁判⑧ 被告人の最終意見陳述

 本日も刑事裁判について書いていきます。
 今日のテーマは被告人の最終意見陳述です。

1 被告人の最終意見陳述とは?

 論告・弁論が終わると、裁判官から被告人に対し「最後に何か言いたいことはありますか?」と聴かれます。
 ここで意見を述べることが最終意見陳述です。
 意見は長く述べるのではなく、簡潔に述べることが一般的です。

2 何も言わないことも可能だが…

 最終意見陳述ですが、何も言わないことも可能です。
 ただ、基本的には意見を述べた方が良いかと思います。

3 争いのない事件(罪を認めている事件)の場合

 争いのない事件(罪を認めている事件)であれば、反省の弁や被害者の方への謝罪などを述べることが一般的です。
 更生への意欲を述べることで裁判官に反省が伝わりやすいです。
 また、今後の更生に協力する情状証人(家族など)への決意表明にもなります。
 被告人の方が更生への決意を固める意味でも、公開の法廷で意見を述べる意味はあるかと思います。

4 争いのある事件の場合

 争いのある事件の場合、争点に関するご自身の主張を簡潔に述べることとなります。
 裁判での主張をまとめる意味があります。

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 弁護士法人福地海斗法律事務所
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