弁護士 福地海斗

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弁護士 福地海斗

各記事は投稿時点での法制度に基づいております。 東京都中央区日本橋本町3丁目3番6号 ワカ末ビル7階 電話:03-6202-7636 https://fukuchikaito-law.jp/

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スーパーでの傷害事件⑥ 否認事件

 本日もスーパーでの傷害事件について書いていきます。  今回のテーマは否認事件です。 1 否認事件とは  否認事件とは、事実関係に争いのある場合です。  具体的には、「犯人ではない」と主張する場合などです。 2 取調べ対応  否認事件では、取調べの対応が特に重要です。   具体的な対応方法は、大きく分けて2つです。 ・ご自身の主張を捜査機関に伝える。 ・黙秘する。  捜査機関にご自身の主張を適切に伝えられるとは限りません。  そのため、黙秘も重要です。  以下の

    • スーパーでの傷害事件⑤ 刑事裁判(公判対応)

       本日もスーパーでの傷害事件について書いていきます。  今回のテーマは刑事裁判です。 1 正式な裁判になることがある  正式な裁判になることがあります。  裁判を受ける場合、弁護士との事前の打ち合わせが大切です。 2 裁判での対応  事件を認めている場合、以下のような対応が考えられます。   ・示談が成立している場合、示談書の証拠調べ ・被告人に監督者がいる場合、その方の証人尋問(情状証人) ・被告人本人の受け答え(被告人質問) 3 事前の打ち合わせ  正式な裁判

      • スーパーでの傷害事件④ 保釈

         本日もスーパーでの傷害事件について書いていきます。  今回のテーマは保釈です。 1 保釈とは  保釈は身柄解放の手段の1つです。  起訴された後から保釈請求をすることができます。  起訴される前は保釈請求ができません。 2 保釈が認められやすい場合  保釈が許可されやすい場合をいくつか挙げます。 ・被告人が事件を認めている場合 ・被告人に前科・前歴がない場合(初犯の場合) ・示談が成立している場合 ・被告人に監督者がいる場合(例:同居の家族など) 3 保釈金

        • スーパーでの傷害事件③ 示談交渉

           本日もスーパーでの傷害事件について書いていきます。  今回のテーマは示談交渉です。 1 示談の位置づけ  示談が成立すると、最終的な処分が軽減されやすいです。  事件によっては不起訴になることもあります。  不起訴になった場合、前科が付きません。 2 示談が成立しない場合もある  示談が成立しない場合もあります。  被害者の方が示談交渉を断ることがあります。  また、仮に示談交渉が始まったとしても、条件がまとまらないこともあります。 3 不起訴になりやすい場合

        スーパーでの傷害事件⑥ 否認事件

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        記事

          スーパーでの傷害事件② 逮捕された場合

           本日もスーパーでの傷害事件について書いていきます。  今回のテーマは逮捕された場合です。 1 逮捕されることがある  事件直後に逮捕されることもあれば、後日に逮捕されることもあります。 2 勾留  逮捕された後、勾留されるかどうかが決まります。  この場合、勾留を回避するための弁護活動があります。  具体的には弁護士が検察官や裁判官と交渉し、釈放を目指します。  以下の記事もお読みください。 3 接見  勾留を回避できるとは限りません。  この場合、接見を通して

          スーパーでの傷害事件② 逮捕された場合

          スーパーでの傷害事件① はじめに

           本日からスーパーでの傷害事件について書いていきます。  今回は概論です。 1 処分の例  刑事処分の例をいくつか挙げます。 ・不起訴  示談の成立等によって不起訴になることがあります。  不起訴になった場合、前科が付きません。 ・罰金刑  罰金刑が科せられることがあります。  正式な裁判を経ることもあれば、略式手続を経ての場合もあります。  いずれの場合も前科に当たります。  略式手続について、以下の記事もお読みください。 ・執行猶予 ・刑務所への収容 2 ご

          スーパーでの傷害事件① はじめに

          ショッピングモールでの万引きの少年事件④ 少年審判

           本日もショッピングモールでの万引きの少年事件について書いていきます。  今回のテーマは少年審判です。 1 少年審判とは  少年審判では主に裁判官が少年に質問をします。  裁判官と少年の対話というイメージでよろしいかと思います。  裁判官から同席の保護者に質問がされることもあります。  裁判官からの質問が終わると、調査官や弁護士からも質問がされます。  最後に、裁判官が処分を言い渡します。 2 事前の弁護士との打ち合わせ  少年審判を受ける場合、事前に弁護士との打ち合

          ショッピングモールでの万引きの少年事件④ 少年審判

          ショッピングモールでの万引きの少年事件③ 再犯防止

           本日もショッピングモールでの万引きの少年事件について書いていきます。  今回のテーマは再犯防止です。 1 再犯防止の重要性  新たな被害を生まないために再犯防止が重要です。  また、事件を繰り返すと、最終的な処分がより重くなっていきます。  そのため、早期の更生のために再犯防止が大切です。 2 少年の反省  少年が反省を深めることが大切です。  示談交渉の経過を踏まえて、被害者の方のお気持ちなどを考えることが重要です。 3 監督者との話し合い  同居の家族といっ

          ショッピングモールでの万引きの少年事件③ 再犯防止

          ショッピングモールでの万引きの少年事件② 示談交渉

           本日もショッピングモールでの万引きの少年事件について書いていきます。  今回のテーマは示談交渉です。 1 示談の位置づけ  示談が成立すると、最終的な処分が軽減されやすいです。  また、示談交渉の経過を踏まえて、少年が反省を深めることも大切です。 2 示談が成立しないこともある  示談が成立しない場合もあります。  被害者の方が示談交渉を断ることがあります。  また、仮に示談交渉が始まったとしても、条件がまとまらないこともあります。 3 少年の反省  示談交渉の

          ショッピングモールでの万引きの少年事件② 示談交渉

          ショッピングモールでの万引き事件 まとめ記事

           ショッピングモールでの万引き事件について、いくつか記事を挙げてきました。  今回はまとめ記事です。 1 はじめに 2 逮捕された場合 3 示談交渉 4 再犯防止 5 保釈 6 刑事裁判(公判対応) 7 否認事件

          ショッピングモールでの万引き事件 まとめ記事

          ショッピングモールでの万引きの少年事件① 少年事件の流れ

           本日からショッピングモールでの万引きの少年事件について書いていきます。  今回のテーマは少年事件の流れです。 1 少年事件の流れ  大まかな流れは以下のとおりです。 ①警察や検察官の捜査を受ける。 ②家庭裁判所での調査を受ける。 ③少年審判を受ける。  なお、細かい点は事件によって異なります。 2 逮捕されることがある  警察での捜査を受ける場合、逮捕されることがあります。  逮捕された後、勾留されるかどうかが決まります。  この場合、勾留を回避するための弁護活

          ショッピングモールでの万引きの少年事件① 少年事件の流れ

          ショッピングモールでの万引き事件⑦ 否認事件

           本日もショッピングモールでの万引き事件について書いていきます。  今回のテーマは否認事件です。 1 否認事件とは  否認事件とは事実関係に争いのある場合です。  具体的には、「犯人ではない」と主張ケースなどです。  この場合、特に取調べの対応が重要です。 2 取調べ対応  否認事件の場合、取調べの対応方法は大きく分けて2つです。   ・黙秘する。 ・ご自身の主張を捜査機関に伝える。  ご自身の主張を捜査機関に適切に伝えられるとは限りません。  そのため、黙秘も重

          ショッピングモールでの万引き事件⑦ 否認事件

          ショッピングモールでの万引き事件⑥ 刑事裁判(公判対応)

           本日もショッピングモールでの万引き事件について書いていきます。  今回のテーマは刑事裁判です。 1 正式な裁判になることがある  起訴されて正式な裁判を受けることになることがあります。  裁判を受ける場合、弁護士との事前の打ち合わせが大切です。 2 裁判での対応  事件を認めている場合、以下のような対応が考えられます。   ・示談が成立している場合、示談書の証拠調べ ・再犯防止のクリニックを利用した場合、その資料の証拠調べ ・被告人に監督者がいる場合、その方の証人尋

          ショッピングモールでの万引き事件⑥ 刑事裁判(公判対応)

          ショッピングモールでの万引き事件⑤ 保釈

           本日もショッピングモールでの万引き事件について書いていきます。  今回のテーマは保釈です。 1 保釈とは?  保釈は身柄解放手段の1つです。  保釈請求は起訴された後から可能です。  起訴される前は保釈請求ができません。 2 保釈が認められやすい場合  保釈請求をしても、必ず許可されるとは限りません。  保釈請求が許可されやすい場合をいくつか挙げます。 ・被告人が事件を認めている場合 ・被告人に前科・前歴がない場合 ・示談が成立している場合 ・被告人に監督者がいる

          ショッピングモールでの万引き事件⑤ 保釈

          ショッピングモールでの万引き事件④ 再犯防止

           本日もショッピングモールでの万引き事件について書いていきます。  今回のテーマは再犯防止です。 1 再犯防止の重要性  新たな被害を生まないために再犯防止が重要です。  また、事件を繰り返すと、最終的な処分がより重くなっていきます。  そのため、早期の更生のためにも、再犯防止が重要です。 2 クリニックの利用  万引き事件を繰り返してしまう方がいます。  そのような方を対象としたクリニックがあります。  このようなクリニックを利用することも1つです。 3 監督者と

          ショッピングモールでの万引き事件④ 再犯防止

          ショッピングモールでの万引き事件③ 示談交渉

           本日もショッピングモールでの万引き事件について書いていきます。  今回のテーマは示談交渉です。 1 示談の位置づけ  示談が成立すると、最終的な処分が軽減されやすいです。  事件によっては不起訴になることもあります。  不起訴になった場合、前科が付きません。 2 示談が成立しない場合もある  示談が必ず成立するとは限りません。  被害者の方が示談交渉を断ることがあります。  また、仮に示談交渉が始まったとしても、条件がまとまらないこともあります。 3 不起訴になる

          ショッピングモールでの万引き事件③ 示談交渉