ワークとライフに役立つネット記事(14)~日本人が世界一仕事を苦痛と感じる理由

 今回ご紹介する記事は、何故日本人は「自分の仕事が苦痛」なのかを論じるものです。
 記事では、国際機関の調査において、日本人の「仕事満足度」が断トツに低いという事実が紹介されています。一方で、「仕事を変えたい」という意欲がある人も極めて低く、「嫌いな仕事にしがみつく」という日本特有の行動パターンが示されています。
 そして、仕事の「やる気」には、「自律性、成長、目的」の3要素が重要であるにもかかわらず、日本人の仕事には、どれもが欠けているのではないか、と指摘されています。
 この指摘が正しければ、日本のビジネス組織は、これらの要素を抜本的に高める大胆な組織改革を行わないと、いつまで経ってもメンバーの仕事のモチベーションが高まらず、「失われた〇〇年」をひたすら積み重ねることになります。
 記事では、アメリカの世論調査会社「ギャラップ社」が示した、社員のエンゲージメントを高めるカギとなる「12の質問」が掲載されています。皆さん是非、この質問を見て、イエスが何個あるか確認してみてください。この質問に答えていくことにより、仕事のモチベーションを高めるために必要となる職場環境(特にマネージャー層に求められる取り組み)について、重要なヒントが得られるはずです。
 組織を作っているのは結局は一人一人のメンバーなので、それぞれが何をできるか、自分事として考え、職場環境を一歩でも良くするために努力する責任があります。