ワークとライフに役立つネット記事(12)~管理職から支援職へ

 今回ご紹介する記事では、「支援型マネージメント」を取り上げています。
 まず、「新任管理職にありがちな問題行動」として、自分で全てを解決しようとする、批判を否定的に受け止める、威圧的、拙速な決め付け、マイクロマネージメントが挙げられています。
 その上で、マネージメントには変革が求められているとして、「管理職から支援職への転換」、すなわち「部下に指示命令をしてしたがわせること」から「部下が自立的に働ける環境を整え、一人ひとりが働きがいを感じながら成長・活躍する伴走者」に変わることの必要性が説かれています。
 具体的な「支援型マネージメント」の進め方としては、
1 相互理解を深める。
2 動機形成を図る。
3 協働意識を醸成させる。
4 切磋琢磨を促す。
5 評価納得を得る。
という5つのステップが紹介されています。それぞれの中身は記事をご覧ください。
 記事の最後の方にある
「上司と部下は人間としては対等。ただ、組織でよりよい仕事を進めるために、互いに役割分担をしている」
という指摘は、とても重要だと思います。
 
 マネージメントの方法論を説く本は世の中にたくさん出回っており、どれかをそのまま真似すれば上手く行くというような簡単な話では、もちろんありません。職場の人間関係も一人一人の関係性の重なりで構成される以上、同じにはなりえませんし、何より社会も社会科学も変化し続け、その変化は加速しています。
 そうであるがゆえに、マネージメントのプロであるマネージャーとには、自分(達)が「当然」「常識」と思い込んできたことには本当に客観的な根拠があるのか、と常に問い直し、自分の認識と組織の共通認識を常にアップデートするため、様々な知見を継続的に吸収し続けることが求められます。