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昭和10年ごろではないか?

存在はわかっていたガラス乾板(白黒写真のネガ)を
デジカメで複写して反転、そしてカラー化しています。
やってみてわかったことは
この写真群は福田家の家族の記録かもしれないということ。
ガラスの板の一塊は40〜50枚くらい。

カラー化の作業をしながら、なんとなく息子に似ているような
気がしてきて自分の母親に見せたところ、
間髪を入れずに「パパやん。」との言葉。
(うちの両親は子供たちの前ではずっとパパ、ママと呼び合っていました。)
以前に見たことがある写真らしく、どこかにプリントが残っているのかもしれません
うちの親父は33年前59歳で逝去しています。
昭和6年生まれで写真の様子からすると4、5歳くらいか?

福田貞喜さん 多分、昭和10年ごろ

謎の犬の置き物、色がわかりません。どうやっても違和感しかない。

三輪車はなんとなく赤のイメージ

背景は多分グレー

床は絨毯で茶系だと思う。

ガラス乾板の乳剤面にニスが塗ってあって鉛筆で修正してあります。
(ネガ修正はちょっと以前まで鉛筆でネガに書き込んでいました。)
デジタルの登場まで写真屋さんのネガ修正は同じような感じでやっていました。(顔の部分の明暗だけは鉛筆で書き込むだけで結構できてました。)

もちろんフイルムで写真を学んだ私も修正作業はやっていました。
つるんとした肌に仕上げるのは結構大変です。
鉛筆で書くなんてはじめは想像もできてませんでした。
ネガの粒子を書き足して暗い部分を明るくする作業です。
カラーフイルムでも理屈は同じで
私が大量に作業していたのは4×5インチのネガカラーフイルム
ルーペで拡大して細く尖らせた鉛筆で粒子を乗せる感じで描いてました。

古いガラス乾板ですが、集合写真とか若い女性の写真、子供の写真。
母親曰く「海亀の写真もあるはず」
当時のフイルムは感度も低いしカメラの持ち運びもかなり面倒だったはずです。まだ見れてない板ばかり。仕事の合間にぼちぼち複写、復元します。

ガラス乾板のサイズは107mm×82mm
何かの規格でしょうけど撮りやすいように支持する何かを自作しないと。

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