見出し画像

令和5年度福井県立大学卒業生・修了生のみなさまへ

[2024.3.22]
~令和5年度 福井県立大学 学位記授与式 知事祝辞~

福井県立大学の令和5年度学位記授与式の挙行にあたりまして、私から、一言お祝いのごあいさつをさせていただきます。

ただいま学位記を受けられた卒業生のみなさま、そして修了生のみなさま、学生表彰を受けられたみなさま方、本日は誠におめでとうございます。
また、これまで長きにわたり、熱心に学生のみなさんをご指導いただきました窪田理事長、岩崎学長をはじめとしました、全ての教職員のみなさま方に、心から敬意と感謝を申し上げますとともに、これまで長きに渡って、近くでお子さんたちの成長を温かく見守っていただきましたご家族のみなさま方に、心よりお慶びを申し上げる次第でございます。

学位記を受けられましたみなさま方におかれましては、県内全域をキャンパスとして、これまで、それぞれの専門の分野で研鑽を積んできていただいたわけでございます。
将来への夢や希望を抱いて、そして、とても引き締まった凛々しい表情で、こうしておられるみなさんを見ますと、これからの時代を託すに相応しい人材に成長されたなと、この県立大学を設置させていただいている県といたしましても、とてもうれしく存ずる次第でございます。
そしてみなさんは、この大学を卒業されますと、これからは自分の人生を自ら切り開いていくことになるわけでございます。
これからの道には、「答え」というものは用意されていない、ということになるわけでございます。
みなさんは、これから、目の前の課題や色んな問題、こうしたものの本質を見極めて、自らその対策を考えて、周りと協調し、時には議論をしながら「答え」を生み出していくということになるわけでございます。
これまで福井県立大学で培ってきた、深い考察力や行動力、こうしたものを羅針盤にして人生を生きていっていただきたいと思います。

ただですね、みなさんはまだまだ若い。
人生はとても長い。
多くの困難がみなさんに立ちはだかると思います。
そうした時も、決して諦めないでいただきたいと思います。
多くの友人であるとか、同僚であるとか、そしてこれから家族ができてくると思います。
そうした人たちの支えを受けながら、困難を乗り切っていただきたい。
その先に、新しい道が開かれ、新たな景色が見えてくると私は確信をいたしております。
「人生は負けたら終わりなのではない、諦めたら終わりなのだ。」もう1度言います、「人生は負けたら終わりなのではない、諦めたら終わりなのだ。」
この言葉を胸に、みなさん、それぞれの人生を力強く生きていっていただきたいと考えております。

この3月16日には、北陸新幹線が福井・敦賀まで開業いたしました。
まだ数日ですけれども、大変な賑わいになっております。
福井新時代の幕開けでございます。
今回の卒業を期に、福井県を離れられるみなさんも多いことかと思います。
ただ、福井県は日本一幸福な子育て県、ふく育県です。こうしたみなさんには、いつかぜひ戻って来ていただきたいと思います。
最大の歓迎をいたします。
また、県内で生きていこうと決めているみなさま方、一緒に新しい福井県を創って参りましょう。
福井県は、みなさんのチャレンジを、全力で応援させていただきます。

結びになりますけれども、若きみなさんの存分なるご活躍と人生の幸多きことを心よりお祈り申し上げまして、私からのお祝いのごあいさつとさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?