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何でモデルになろうと思ったの? ~覚悟を決めて開けたモデルの扉 ~


(前回からのつづき)

一念発起して、大金を振込み、

モデルスクールに通い始めた私は、とりあえず自分に必要なものはなんだろう

と考えました。

私は背も高かったし、いわゆる「細い」部類だったので、とりあえずは

ウォーキングというものがうまくなること=モデル

という仮説をたて、ただひたすらウォーキングの練習をしました。

ベテランなのは年齢だけなので、人の3倍は頑張らないといけないと思い、

他のスクールもかけもちして週3回、奈良から神戸や大阪へといそいそと通い始めました。

と、こうやって振り返ると、

あの頃の自分を少しほめてあげたい気持ちになりつつ。。。

上記のような仮説をたててものの、モデルはウォーキングスキルだけでなく、

もちろんのこと、「見た目」も美しくないといけません。

まずは、

自分自身=外見 が美しくなること。

スクールの先生には、ありとあらゆる駄目だしをいただきました。

・顔が老けてる

・エラが張ってる

・法令線やばいよ

・ふくらはぎ太い、ふとももが出っ張ってる

・左右の肩の高さが違う

・身体が歪んでる

・口角下がってる!omg

・何その変な服装

・メイク下手特にまゆ毛。

などなどなど・・・・。

たくさんアッパーカットいただきました。

自分の外見についてこんなに言われることは人生において、そうそうないでしょう。

身体はハンガーです。

もし身体がゆがんでいたら、服もゆがんでみえてしまいます。

さらにはウォーキングもまっすぐ歩けません。

かくして、長い人生で養われた身体の歪みを正すべく、整体やマッサージ、ストレッチや筋トレを始める生活が始まりました。

そして、モデル=商品をアピールするアイテムである私服。

そもそも、

おしゃれというものもよくわかりませんでした。

服は好きでしたが、この世界ではもれなくダサい人に早変わり。

今まで

私の中では

おしゃれ=フォーマル

だったのですが、そうではなく普段からおしゃれにならないといけません。

いわゆる

「こなれ感」

これがまた難しい。

思い返せば当時の迷走っぷりがまたおもしろく、

当時は

年齢のことも考えて、

ミセス向け

コマーシャル向け

にキャラ作りをシフトしていたため、

ものすごく笑顔を練習したり・・・

ちょっとふわっとした服を着たり・・・

少しコンサバ寄りの服を着たり・・・

と、いろいろと試行錯誤していました。

※このあたりはまた後日改めて詳しく・・・。

あとは私にとって最大の難所、ヘアメイク。

メイクは日焼け止めしか塗ってこなかった私。

全然わかりません。

コテは未だに苦手ですが、巻髪をつくるのに3時間くらいかかっていたこともありました

(でもうまく仕上がらない)。

そしてメイク。

特に眉。

描く眉、描く眉、ダメだしです。(今もうまく描けない・・・泣)

自分でも変なのはわかるのですが、どう直したら良いのかわからん~

メイク講座にもしげしげと通いました。

そんなこんなで奮励努力(?)の末、

曲りなりに仕上がったのか、

なんとか人生ではじめて事務所に所属することができました。

そんな感じで、私のモデルライフが幕を開けたのでした。

しかし、事務所所属を目標としていた私は、

大学受験に合格した高校生が、入学後に何をしたら良いのかわからない

に似た状況に陥りました。



つづく・・・・


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