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EOS R100の発表は、EF-Mマウントへの引導か

キヤノンのエントリー機として2022年に「EOS R10」が発表されましたが、これより更に敷居を低くしてきたのには驚きました。
しかも、ノーマーク…
2023年に入り、3月に「EOS R50」が発売されましたが、それから間もない5月24日、さらに必要最小限の機能新機種「EOS R100」が正式発表になりました。
発売は、6月下旬の予定です。

EOS R100(キヤノン公式サイトより)
装着レンズはRF18-45mm F4.5-6.3 IS STM

結論から言うと、この「EOS R100」の登場は、キヤノン初のミラーレスだった「EF-Mマウント」への引導を渡す時が来たのではないかと思われます。
色んなカメラ系サイトで比較されていますが、現在唯一のEF-Mマウントとしてラインナップされている「EOS Kiss M2」の後継機のようにも思えます。
実際、キヤノン公式サイトでは「EOS Kiss M2」が在庫僅少となっていることが示しています。
※レンズキットモデルのみ発売中

(参考)EOS Kiss M
※CP+2019 キヤノンブースにて

本来は3月発売の「EOS R50」と比較すべきですが、先に「EOS Kiss M2」と比較してみました。すると…
(キヤノンオンラインショップ「EOS R100」販売ページにて比較。EOS Kiss M2の販売価格は過去の情報を基に掲載)

すでにご存知でしょうが、映像処理エンジンに前バージョンの「DIGIC8」を搭載していること。
ここまで見れば、両者ほぼ同じスペック。
更に…

サイズとしては「EOS R100」のグリップ部が大きいものの、幅・高さはほぼ同じ。
重量は、「EOS R100」の方が約30g軽くなっています。
しかしその分、R100には液晶ディスプレイの「タッチパネル」と「バリアングル」が非対応となっています。

マウントシステムとバッテリー、タッチパネル/バリアングル液晶非対応を除けば、両者はほぼ同じ性能ですね。
エントリー機として十分だと思います。

そして…
繰り返しになりますが、R100とほぼ同一スペックであり、EF-Mマウント唯一のラインナップ機「EOS Kiss M2」が在庫限り(要は生産終了)となったことで

EF-Mマウントの終焉

を思わざるを得ない状況になりました。
「EOS M」から始まったキヤノンのコンパクトミラーレスは、かつてニコンから出ていた「Nikon 1」とともに時代のものとなるのでしょうね。

スマホ時代ではあるものの、画質や高速撮影はこのようなカメラがダンゼン上!
初めての方向けに機能や性能を限定し、10万円を切る価格設定は、カメラ業界を牽引している(と思う)やはりキヤノンがやらねば、という感じでしょうか。
プロどころかマニアだけのものに収めることなく、初心者向けに敷居を低くするのもカメラメーカーの責任ではないかと思います。
他メーカーもぜひ!(笑)

機会を改めて、3月に発売された「EOS R50」との比較、制限事項などについて述べようと思っています。

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