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ピンクウォッシュと不買運動

*SNSに投稿した、パレスチナとイスラエルの戦争におけるピンクウォッシュと不買運動の覚書。忘れないように。

コンビニに寄るとからあげクンがにじいろになっていて、「もしや!」と思ったらプライド月間繋がりだった。

国内の支援団体に一部寄付されるらしい。
喜んで購入し、写真を投稿しようとした時にふと、「あれ、これ大丈夫なのかな」とよぎる。

今朝、吾郎さんからパレスチナでの虐殺について、情報をシェアしてもらったばかりだった。

とても残念ながら、ローソンは三菱商事(三菱重工はイスラエルの企業に出資している)の子会社だったと知る。
ああ、買ってしまったなぁ…。

華やいだ思いが萎むと同時に、利用されたような苦々しい気持ちが滲む。



ちなみに、性的マイノリティーにフレンドリーですよ、という表現を行いつつ、他の人権侵害や問題行動を覆い隠すことを、『ピンクウォッシュ』という。
セクマイフレンドリーを打ち出す一方で、戦争や環境破壊、動物の権利の課題などが放置されていたりする。

昨今の性的マイノリティーの権利の啓発運動の拡大と同時に、とても問題視されていること。

6月はプライド月間なのだけれど、そこに連帯してキャンペーンを行う企業の中には、パレスチナ虐殺に関係している企業も少なからずあったりする…。

自分たちの権利を人質に取られているようで、めちゃくちゃ腹が立つ。何重にも馬鹿にされているような。

ある社会課題に対し支援に肯定的であることで、他の課題を覆い隠すということはよくあって、グリーンウォッシュとかもある。



何気なく商品を買った企業の売り上げが、巡り巡って戦争の資金に使われているかもしれない。

俺が買ったからあげが、遠い国で武器になり、子どもを殺す銃弾になっているかも。
そう思うと、からあげも美味くない。

知らず知らずのうちに虐殺に加担させられている、という事実を見ないようにしていた。
考え始めると圧倒されて、気が狂ってしまいそうで怖かった。

けれどそうやって、見ないように、聴かないようにできることこそ特権の表れなのだと、他でもない自分で言ってきた。
自分の言葉がブーメランのように返ってくる。

けれど暮らしがあるから、いろんなことは一度にはできないのも事実。
困った俺が調べたのは、BDS運動(不買・ボイコット運動)だ。

「イスラエルの商品やイスラエル支援企業の商品をなるべく買わない、というものがある。
これが意外に効果的で、南アフリカのアパルトヘイトが終わったのも不買運動により追い詰められたのがきっかけだ。」(引用)

せめてここから始めようと思う。

とはいえ、パレスチナに市民がいるようにイスラエルにも市民がいて暮らしがあって、不買運動はそれぞれにどんな影響を与えるのかも継続して学びながら。
ひとまずはグローバル企業を中心に一つずつ選択していこうかな。

ああもう、戦争で真っ先に犠牲になるのはマイノリティや日常を暮らす市民だ。
そして実際に戦場となり戦わされるのは大国ではなく、小国のマイノリティだ。

周辺化された小さな声が犠牲になり続けるのは本当にいやだ。
もういやだ。

友人が言っていた。
ジェンダーやセクシュアリティの課題も戦争も、元を辿れば家父長制や帝国主義、資本主義が源。
戦う敵が同じなのだと。

「セクマイの権利か、戦場の命か」じゃない。
葛藤させられる構造そのものにNoだ。

日本でBDS運動を牽引しているBDS Japanのサイトはこちら▼
https://bdsjapanbulletin.wordpress.com


僕は手始めに、よく利用するから
・コンビニ
・カフェ
・ファッション(アパレル)
・果物の原産地
を見直すつもり。

一緒に学んで、できることから始めましょう。

#できることをしよう

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