見出し画像

「天気の子」を日比谷のIMAXで。(ネタバレ無)

天気の子公開初日に日比谷のTOHOシネマズで見てきました。
とにかく映像の絵力でグングン惹き込まれます。新海誠監督の新宿愛も伝わってきて、新宿をよく使ってる人間としては場所の関係性とか距離感などがよく伝わってきてより楽しめました!

“映画館”で観るということ

ここからは職業病というか映像屋目線の話なのですが、天気の子は映画館との相性がめちゃめちゃいいなと感じます。
『絵力』って映像の場合は観た時の気持ち良さや前後のカットとの関係性ですが、大きなスクリーンだとより1カット1カットに強弱が付いて惹き込まれていきます。とくに印象的だったカットだったのがグッと引いた画角の絵なのですが、大きなスクリーンで観るとまるで自分がその場にいるかのような感覚になり、それが音響と合わさってホントに心掴まれました。

ただもし映画館ではなくスマホやテレビで観た場合だと、引きの画にどうしても付いてくる、『細かい部分がよく見えない』という問題があります。もちろん前後のカットありきなので流れで理解できますが、映画館で引きの画にこめた製作者の拘りに気づく瞬間は本当に心地よいです。解像度が高くなれば高くなるほどディティールがよく見えるので製作陣の表現したいことがよく伝わりますし、特に新海誠監督作品の細部への拘りとアニメ特有の表現の幅はとてつもないので、そこに気づくと“ストーリー”と“細部への気づき”で2重の感動があり、何年経っても印象強く記憶に残ります。新海誠ワールドと呼ばれている所以はそういったところにもあるのかなと。

“スマホコンテンツ全盛期に映画館で映像を見る”というのは、映画館でしか感じ取れないことを『体験』することであり、その体験にこそ絶対的な価値があるということです。

その点 新海誠監督はうまく映画館を活かしてきてるなーと感じたので、今回この天気の子を観た機会にnoteに書きたいなーと思って投稿しました。


余談ですが、より映画館での体験の価値を深めるのであれば、映画館選びもとても重要になってきます。詳しくはまた今度まとめようと思いますが、日比谷のTOHOシネマズはめちゃくちゃオススメです。 広さ、綺麗さ、客層の良さ(★★)、設備、認知度の低さからなるちょっとした隠れスポット感などなど、より映画を楽しめて臨場感のある空間がそこにはあります。今なら天気の子をIMAXでやってます。是非一度足を運んで見て下さい!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?