「豊かさ」は豊かになりたいと思うから生まれる

何を今更当たり前のことを言ってるの?と、思うかもしれませんが、どうぞ数分お付き合いください。


まず、豊かさとは何かの前に『格差』についての話をします。

究極、完全に格差の無い世の中とは、
グラデーションのない完全なる白or黒の状態であり、それは以下のようになります。

"黒(暗さ)"を知らない白 or "白(明るさ)"を知らない黒

つまり、自分の色しか知らない状態を指します。上も下も右も左も、想像の余地のない状態。それが<完全に格差のない世の中>です。


そんな世の中が一体全体どんな景色か、という話は一旦置いといて、

"格差があるから豊かさがある"と考えたことはありませんか・・?
人は「豊かじゃない」を感じるから「豊か」を求めます。

では「豊かじゃない」とはなぜ思うのでしょうか。
もしかしたら比較だと思いませんか?
友達と比べて、同僚と比べて、SNSで見かける知らない人と比べて、

「あの人はあんな事が出来て、やってて、楽しそうにしてるな~」

と、嫉妬して、憧れて、
その理想の存在に自分も成れたときに「豊かさ」を感じるとしたら。

もっと風呂敷を広げます。
友達や同僚やSNS上の人と比べるというのは例えの一つでしかありません。
事の本質は、
友達や同僚という情報から読み取る、自分が作りだした"想像上の憧れ"の存在。

つまり、『虚構』です。

『虚構』を想像するがゆえに、その『虚構』を心が求めるのだとしたら、
格差が完全に無くなった白黒ハッキリした世の中では、
白を知らずに嫉妬しない、黒を知らずに憧れることの無い世の中では、


『虚構』は生まれるのでしょうか?


...その世の中は果たして幸せなんでしょうか?

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(※格差そのものを助長し正当化したいわけではありません。ただの戯言だと思ってご了承ください。)


と、いった事をたまたま皿洗いしてるときに考えてました。笑
哲学的な事を考えるのは好きで、ついつい家に籠ってるとこんな事ばっかり考えてしまいます。。(汗

「虚構」って言い換えると「ファンタジー」なんですよね
そして自分はファンタジーが好きです。空想から生まれた小説とかアニメとかも大好きです。なので誰もが何も想像しなくなる未来なんて望んでません。

世の中、白黒だとか2元的に捉えずにグラデーションでいいじゃんと思ってます。むしろそのグラデーションにこそ、人間的な儚さや美しさがあるのかなって思います!


いつか、豊かさを求めた先に、人が人じゃなくなる日があったとしても、今この瞬間に大切だと思うことは何も間違いじゃないし、今はそれでいいんです。

未来の事は未来の人に任せましょう。


ただ、「未来を考えるな」と言っているわけではありません。
未来を考えて「虚構」を思い描き、それを元に仕事をしたり遊んだり、

それが"今"を豊かにするのです。
自分の、友達の、あるいは他人の、誰かの作った虚構があるから"今"を豊かにできる。変な話ですが、つまりはそういうことです。(…どういうこと?)

以上です。ではまた!


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