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すぐにみつかる「できない理由」。でもそれに負けない努力が必要です。

人間は習慣の生き物である

これはアメリカの哲学者 ジョン・デューイの言葉です。
人の行動は習慣に大きく影響されます。

これまでずっとやってきたことがその人にとっての「正」であり、いつもやっていないことには抵抗を感じる。
つまり人は原則として「変化が苦手」なんですね。

でも、何か成し遂げようとしたり、目標を達成しようとしたり、自分をステップアップさせたいと思ったりしたら、これまで通りのやり方ではなくて、何か新しいことを取り入れたり、考えたりする必要があります。

頭ではわかっている。でも変化に対する抵抗がどうしても出てきてしまうのが人間のサガです。

例えば、起業して新しいビジネスにチャレンジしたいと思っているとしましょう。
でも、

  • 今の仕事がそう簡単にはやめられないし。

  • 起業したところで、競合よりも優れたことができるか自信ないし。

  • 収入が不安定になるのは困るし。

  • 今は世の中がコロナやウクライナ情勢で不安定だから、もっといい時期を選んだほうがいいんじゃないか。

  • もうちょっとお金が溜まってから始めようかな。

などなど、今始めない方がいいという結論になるような言い訳が次々と頭をよぎります。
これはいわば人間の本能とも言えるようなことで、変化に対する拒否感だと思うんです。

だけど、この気持ちに負けていては、いつまでたっても「チャレンジするちょうどいい時」というのはやってきません。
たとえ少し貯金が増えたとしても、「まだ足りない」と考えてしまうでしょうし、コロナが収束したとしても、もっと好景気になってきてからの方がいいんじゃないか、なんて考えてしまうものです。

それはその人が特別マイナス思考だから、ということではなくて、誰にでもある自然な思考だと思います。
だからそういう考えが出てきてしまっても、自分を責める必要もないし、悲観することもありません。
そういうものだ、くらいに考えればいいと思います。

ただ、目標に近づくためには、その考えをそのままにするのではなく、負けずに一歩を踏み出す努力が必要です。
その努力をするかしないかが、実際に行動に移せるか否かの境目です。
「できない理由」が頭に浮かんできたら、「これは本能的なもので負けちゃいけないんだ」と自分に言い聞かせて、「どうすればできるか」という方に思考を持っていく努力をします。

私自身、元々あまり行動派ではなく、変化が苦手と自覚しているタチなので、「できない理由」はしょっちゅう頭に出てきます。
ちょっとしたこと、例えば「朝いつもより早起きをしてウォーキングするぞ」と前の晩に決めていた場合でも

「今日は寒いしまだ暗いから」
「いつも通りの時間に起きればいいか」
「明日からにしよう」

などと次々自分に言い訳をしたりします。
でもそこを頑張って起きてみて、実際にウォーキングをしてみると、とっても気持ちいいんですよね。
それで「よし、これを続けるぞ!」
と思うんですけど、翌朝はまた考えちゃうんです。

「昨日頑張ったから今日はいいか。」
「毎日じゃなくても、週に2〜3日やればいいか。」

なんて。

でも、冒頭で言いましたように、人間は習慣の生き物です。
しばらくの間、よく3ヶ月と言われますけど、頑張って続けるとそれが習慣になって、自分の「当たり前」になってきます。
そこまで続ける頑張りが大切なんですね。

新しいことをやろうとするとき、それをやらない方がいい、という気持ちがむくむくと湧いてきても、負けないようにしたいですね。

では、また笑顔でお会いしましょう!

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