見出し画像

起業はしてみたけど、競合と比べて自分の「強み」がわからず自信がない、という方へ

このタイトル、起業したばかりの私たちのことを言っています。
私たちは、自分たちで起業したい!という気持ちは強かったのですが、何をするかということもなかなか決まらないような状態でした。
自分たちの強みがわからずに、また何をしたいかということすらもわからず、最初の2〜3年は迷走しました。

結局、「やりたいこと」というよりは、「できること」ということで、今もやっている「代理店業」を始めました。

本当は自分たちの商品やサービスを売る仕事が理想でしたが、当時はまだネットでの商売の経験もほとんどなく、何はともあれとにかくやってみよう!という感じでした。
商品もなく、売れるような技術や知識もなく、お金もない私たちにとっては、代理店業はうってつけだったのかもしれません。

でも、代理店業ということは、他にも同じ商品を売っている競合がたくさんいます。
私たちのような実績もない個人でやっている弱小のサイトが、法人としてしっかりしたサイトを作って営業スタッフも複数名抱えているような競合他社と、どうやって渡り合えるのか、勝ち目なんてないんじゃないか、とも思いました。

今、もしかしたら当時の私たちと同じように思ってしまっている方がいらっしゃるかもしれません。
同業の他の人や他社がすごく立派に見えて、自分には強みが全くないように感じる。
でも、10年以上ネットで代理店業をしてきた経験から申しますと、意外と勝負はできるものです。

私たちは、先ほども書きましたようにお金もなかったので、サイト作るのにもプロに頼むことはできませんでした。
そのため、自分たちで作りましたので、便利なシステムなどをサイトに組み込むことはできず、かなりアナログなサイトでした。
また、サイトができても広告を出すお金がないので、ほぼ広告も出せない状況でした。
色々とサイト作りの勉強をして、素人ながらできる限りのSEO対策をやったり、まめにサイトの更新をおこなったりしたくらいですが、それでもポツポツとお問合せをいただけるようになりました。
そのお問合せに1つ1つ誠意を持って精一杯の対応をしてきた、それだけです。

でも、今となってみれば、それがネットの商売では一番大切なことのような気がします。

誠意を持って、丁寧な対応をすること。

どんな商売であれ、ビジネスで一番大切なのは「信用」です。
特にネットの商売はお客様と直接お会いできることはほとんどありませんので、メールと電話だけで信用をしてもらう必要があります。
せっかく手間をかけてお問い合わせをしてくださったお客様に、少しでも「問い合わせしてよかった」と思ってもらえるようにする。
そうすれば、例えそのとき注文に至らなくても、また何かあったら相談してみよう、と思ってもらえるかもしれません。
そうやってやってきた結果、今では夫婦二人で全国のお客様の対応をさせていただくまでになりました。

私たちは、なにも特別なことはしていません。
心がけているのは、とにかく丁寧な対応です。
そして信用をしていただくのにとても大切なのは、「リスクを事前にきちんと伝えること」です。

喉から手が出るほど仕事が欲しいとき、お客様から多少無理を言われても「できない」と言いづらいときもあります。
「できない」と言ってしまったら、仕事につながらない可能性が高いからです。
でも、できないことをできると言ってしまって、注文を受けたあとに「やっぱりできません」となったとき、大きなトラブルになってしまうだけでなく、そのお客様からはその後二度と連絡はないでしょう。

お客様のことを思えばこそ、リスクやできないことは先に伝える。
あまりできないことばかり言っていると、すごくネガティブな印象になってしまって「仕事したくないのかな」と思われてしまう可能性もあるので、もちろん言い方や言うタイミングは考えますけどね。

今、起業はしてみたものの、自分の強みがわからずに不安に思っている方がいらっしゃいましたら、まずはアクセスしてくださったお客様に精一杯誠意を持って丁寧な対応をしてみてください。
そして、問い合わせも何も来ないときは、ひたすらサイトの更新やSNSでの発信などをしてみてください。
高い広告費などを使わなくても、そうやって少しずつ信用を得ていくことが、お客様を増やす一番の近道になると思います。
しかもそうやって得たお客様はかなり高い確率でリピーターになってくださいます。

大きい法人などは見栄えのいい便利なサイトを作りますが、意外と対応面で小回りが利かなかったり、事務的だったりすることもあります。
その中で個人の私たちが親身にお客様のことを考えて対応すると、お客さまにとっては結構印象がいいようですよ!

最後までお読みいただきありがとうございました。
また笑顔でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?