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TENETの感想2

#ネタバレ

前回はTENETの感想とか言いながらただの自問自答になったのでちゃんと感想を書いていこう。とりあえず好きなシーンをあげていけば良いかなという考え。


好きなシーン1

キエフの劇場でガスを注入されて観客が波のように寝るところ。

あれってどうやったんだろう・・・実際にガス流すわけにもいかないだろうし(そもそもあんなガスあるのか?)いい感じのタイミングで寝たんだろうな~

好きなシーン2

海上の風力発電所

確かに海上に風力発電ってめちゃくちゃ良いな、こんな景色になるんだな。と見たことなかったのでやたら面白く感じた。メンテとかすごく大変そうだけど風量安定しそうだし近隣に人いないしメリット多そう

好きなシーン3

ニールに会ってから色々ミッションこなしていくところ

ニールに好きな飲み物はダイエットコーラ。って言われて、違うな、ソーダ水。と言い返す。

嘘だね。とニールは言うけど、ここも実は主人公が嘘ついてました。みたいな答えあわせをやらないのがまたいい。作中にダイエットコーラ飲むシーンも無いし(見落としてるだけかも)だからニールは未来で主人公と仲良かったんだろうなという可能性も出てくる。

逆バンジーしたあと淡々とミッションをこなしていくけど、銃で脅してるやつが何か食ってたりするお茶目も挟んでくるよね。予想外の事も(できるだけ)クールに対応していく淡々としたとこが、ドミノ倒しを観てるような感じで気持ち良かった

好きなシーン4:

クロスビーとの会話

いかにもな英国貴族との会話、ちょっとしたとこに湧いて出る皮肉、それに応える主人公。

ここの会話も正直1回目観た時なんのことか良くわからなかったんだけど、2回目みたらなんとなくこういうことかな?みたいなことは分かるようになった。

絵を10億くらいで(値段忘れた)セイターが買った。鑑定人は嫁さん。でもそれは贋作で、嫁さんは知り合いに描かせて(?)売った。セイターは後々それが偽物だとわかるけど特に何もしない。これがあれば嫁を脅せるから。これを使って結婚したのか、結婚したあとにこれをしたのかは覚えてないけど。そういう理由でキャットはセイターの元を離れられない状態になってる。

ってのがわかるようになったんで、何が皮肉か、説明なのかわかるようになった。

クロスビーに取り次ぐ人とのやり取りも好き。

「同じものをくれ」「給仕を(呼びます)」「伝えろ」 みたいな。その人のプライドのようなものを感じるとこがいい

最後の「お持ち帰りできる?」「御冗談を」「ごきげんよう」 も好き

なんだかんだ相手をちょっとおちょくる


好きなシーン5:キャット

キャットの話の中に出てくる、セイターの船から飛び込んだ女の話
キャットは彼女を羨ましいと思った。自由で。
でもそれはセイターを殺した自分自身だったところが。やっぱいいね
未来の自分に憧れたキャット…1回目観た時はすっかり抜けてたけど2回目観た時すぐ気付いた部分で、気持ちが盛り上がったなあ


好きなシーン6:飛行機ぶつけよう作戦

壮大な作戦。飛行機ぶつけて何するって、贋作を処分するためだけなんですよね。そんなことしなきゃダメ? 普通に考えると費用対効果どうなってんの?と思うんだけど。お金の事気にしないやつってここまで振り切ることができるんだってちょっと感覚おかしくなっちゃう。

火事になると金庫のパスワードが初期化されるから開けやすくなる(?)らしく息を止めてガンガン鍵を開ける。息を止める時主人公は独特の呼吸法してるの、全力でいいよね。
なんであそこでエスプレッソ頼んだんだろ

飛行機ドーンのシーンはBGMの迫力もすごくて圧倒される。逆行した主人公とも出会うんだけどなんで銃撃ったの?とは思う。
アクションもわけわかんなくて好き。どこが逆再生でどこが準再生なのか考えながら観てしまうなあ

結局これニュースになって未来に残っちゃったから未来セイターに対策されて絵はあらかじめ移されてて絵の処分できてないのも面白すぎる。

好きなシーン7:セイターと主人公のやりとり

どうやって死にたい?って質問する方もする方だし、老衰で。と確かにな~としか言えない答えを返されてめちゃくちゃムキになって脅すセイター

プルトニウムを盗むから一緒にやろうよ。と

ココいまいちよくわからなくて、今セイターはプルトニウム(という名のアルゴリズムの部品)は持って無くて、主人公達の組織TENETもプルトニウム(という名のアルゴリズムの材料)が無いなら、今運んでるのはどこのグループ?キエフのあとあの部品は誰が所有しているの・・・?
その途中経過はいまいちわからないんだけど

この取引しようとしている段階では、未来から過去に隠しに来たグループが所有してて、そのグループが核と一緒に保管しようとしているということはTENETとはまた別の組織という事だし、TENETもセイターもやってること変わらんのよね。世界を滅ぼそうとはしてないだけで。

好きなシーン8:ヨット

ヨットセーリングってこんなのなの・・・?宙に浮いてる?滑空してる・・・?けど?浮くの??ヨットこんな速いの?
急にヨット界のF1みたいなの出てきて笑っちゃったな

好きなシーン9:カーチェイス

車を四方から挟み込み、プルトニウム運んでる車が止まらないように(止まったら応援きちゃうから)盗む
それだけでも面白いし、プルトニウム盗んだタイミングで逆に走る車とかも出てくるもんだから、最初は、プルトニウムが作用して逆行を生み出してる・・・??とか勘違いしちゃったんだよね。

でも逆行自体にプルトニウムは全く関係無く、プルトニウムを盗むために逆行する人が色々してただけでした~。

その後回転扉に運ばれて、主人公に尋問するシーン あれも時系列どうなってんの?と思ってたので考えましたら。

主人公が見てたキャットを尋問するセイターは、主人公の方にいて、そのあと主人公の応援に追い出されるように回転扉に入ったセイターがやった事だったんだなって言うことがわかるようになりました。

燃やされて凍るのはいまいちわからんけど、炎のせいで逆行主人公の体がめちゃくちゃ冷たくなっちゃったから車の中も凍ったのかなって気持ちでいます。

好きなシーン10:スタルスク12

正直よくわからない・・・ニールが一般兵にあぶなーい!!って叫ぶシーンがあるんだけど、どうやったらこいつが助かるのかがよくわからない・・

とにかくニールがすごかった。バットマンダークナイトの最後あたりのバットマンくらいめちゃくちゃタスク多くてやばかった。

・主人公が入る予定の通路が壊されるのに気づく

・回転ドアを探して入り、主人公たちに罠があることを教えようとするけど気づかれず入り入口崩壊

・上は空洞だからそっからロープ垂らして引っ張り上げる作戦を思いつきロープなど調達しに行く

・主人公達はアルゴリズムを見つけるけど、誰か死んでるし、鍵かかってるし、どうしよう…ってなってる。

・セイターも無線をわざわざそこに準備して言いたい事を言う。とうとう見張りの男に撃たれる主人公。銃声がしたと思ったら急に死体が起き上がり、鍵を開けて後ろ向きのままどこかに去って行く。

・何とかアルゴリズムを奪還。急に上からゴムのわっかとロープみたいなのが降ってくる。

・ニールが爆発のタイミングでそのロープを車で曳く!その先にはギリギリ捕まった主人公と仲間のおじさん。

・じゃこれは3人でそれぞれどこかに隠そう。って事に。

・ニールはまだやる事があると、鍵あけなきゃだろ?と言って主人公にアルゴリズムの部品を渡す。

ここで映画終わるんだけど、ニールがこの後やる事はもう流れてるのがいいんですよね。

・ニールは回転扉に入りまた逆行し、主人公達がアルゴリズムをとりに行った洞窟へ

・そこで鍵をあけ、主人公に向けられた銃から庇い、撃たれ、その場に倒れる

・逆行状態で起きてるから巡行からしてみれば、死体が急に起き上がり、弾を受け、鍵を開けてどこかに去っていく・・・というふうに見える…

そしてニールのカバンについてるアクセサリ…あれは…冒頭キエフのオペラハウスでみた、逆行弾を撃ち主人公を救ってくれた奴がつけてたやつだ…

ニールにめちゃくちゃ救われてる主人公。

ニール=マックス?説について

キャットの息子、マックスが実はニールではないかという話はパンフレットのレビューの部分にもありました。

でも私はニールとマックスは別人であって欲しいな…と思ってる派です。
でも未来の事などをよくよく想像してみると、無い話では無いなと思えます。しかしそうだとしたら確実に主人公は夜神ライトみたいな変貌を遂げてるなと。

未来はいったいどんなことが起きてるんでしょう?

TENETという組織の怪しさ(アルゴリズムを完成させたくないだけなのなら隠した人と協力した方がいいのでは?)未来から漂う不穏な空気…重大すぎるミッション…

ニールがやったことを名もなき男は全部知っているわけで。それを知った上でニールに行けと…言えてしまっている。逆に、これやんなきゃ世界が滅びてしまうから信頼のおける、これができるとわかっているニールにしか頼めなかったのか…?

名もなき男の名前が無いのは、名前があると誰かが逆行して、自分の事を殺すかもしれない危険を恐れているからでしょう。
それもすごく悪の親玉っぽいですね。

無知は武器

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