見出し画像

バンコクの屋台麺あれこれ

バンコク暮らしの朝ご飯。

仕事が休みの週末、私は近所の屋台でタイの麺=クイッティアオ(ก๋วยเตี๋ยว)をいただきます。
今どき日本では「朝ラー」とか言うやつなのかな。

タイの麺類は種類が豊富

タイの麺にはいろんな種類があって、この日は私の好きな茹でた鶏肉入りのクイッティアオ ガイ(ก๋วยเตี๋ยวไก่)
あっさりしたスープに好みの麺を選んで、追加にゴーヤを生で刻んでもらうのが私の定番。

生のゴーヤがアクセント

豚肉が入った麺もあって、透き通ったスープであっさり味のクイッティアオナムサイ(ก๋วยเตี๋ยวน้ำใส)
タイの麺初心者の方にはこちらがオススメ。

透明なスープに豚肉の団子入り

そしてタイの麺といえば外せない、スープに豚の血を混ぜた濃厚な味わいのクイッティアオムーナムトック(ก๋วยเตี๋ยวหมูน้ำตก)

豚の血を混ぜたスープは濃厚な味わい

「豚の血を混ぜたスープ」と聞けば箸が止まるかもしれないが、特にクセはなく濃厚で深い味わいのスープは一度食べたら病みつきになる美味しさ。

クイッティアオルア(ก๋วยเตี๋ยวเรือ)と呼ばれる小さなお椀で出されるお店も数多く、日本語に訳すと「ボートヌードル」
もとは麺をボートで売りに来ていたスタイルからそう呼ばれている。

わんこそばのような小さいサイズは3バーツ

日本のラーメンのような中華麺はバミー(บะหมี่)と呼ばれる。

中華麺=バミーもあっさり味

焼き豚や豚肉を包んだワンタン入りでそこかしこに屋台がある。
汁なし麺=バミーヘーン(บะหมี่ไม่มีซุป)も暑いタイでは人気のメニュー。

そして牛肉の煮込み入りの麺 クイッティアオヌア(ก๋วยเตี๋ยวเนื้อ)

牛煮込みのクイッティアオ

牛すじや牛モツが柔らかくなるまで煮込まれていて、その旨味をたっぷりと含んだ出汁がとても美味しい。
麺なし「ガオラオ(เกาเหลา)」で注文してこのスープで白ご飯をガッツリ食べるのもアリ。

そしてピンク色のスープが珍しい「イエンタオフォー(เย็นตาโฟ)」

ピンクのスープのイエンタオフォー

ピンク色の素は着色料ではなくて、豆腐を紅麹で発酵させた紅腐乳(べにふにゅう)というもので、タイの鍋物「タイスキ」のタレにも使われる。

ピンクに染まった麺を持ち上げる

米麺を箸で持ち上げると鮮やかなピンク色。
ピンクのスープの味は見た目ほど個性はなく、魚のすり身団子(ルークチン)に干しイカなど具材は豊富。

北タイ地方で有名な麺「カオソーイ(ข้าวซอย)」

北タイの麺といえばカオソーイ

カレー味のスープに揚げた麺がトッピングされていて、揚げ麺のパリパリした食感と、やわらかい平麺は、カレースープに絡んでとても良い。
付け合せの高菜漬けと生の玉ねぎを追加して、仕上げにマナオ(ライム)を絞って味変します。

自家製麺が独自の味わい

他にもまだあるのですが、タイの麺料理はいろんなパターンがあってなかなか奥深い。
これまでに私が食べて撮った麺の写真を整理して、自分のための忘備録としても残しておこうと思う次第です。

麺を食べなから通りを眺める


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?