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新しいカレンダー

今年もクリスマス年末と無事に迎えられたことを感謝しています。
ちょっと早いですが皆さんはどんな一年だったでしょうか?

コロナに入ってから2年間ここメキシコ・オアハカで生活してきて日本とはご無沙汰しているのですが、現地に馴染むどころか生活や心持ちはどんどん日本に回帰しているなと感じています。このまちでお店をやっていますが、時にオアハカの青空も陽気な人達も遠く感じてしまうのです。

でも、これは自分の心持ち次第ということも分かっています。
何より疲れていた下半期、、、海外での初めての引っ越しは本当に驚きと疲労と連続で、かなりタフでした。そんな中で、自分でも信じられないのですが作品制作にとってはこの一連のストレスがいいように働いたようです。

気がつけば電気、ガス、水道、ライフラインすら不安定な日常生活の中で、作品制作の感覚はなぜかどんどん研ぎ澄まされていったように思います。

今、身の回りや世の中で起こっていること自分の心持ちなどが素直に絵にも反映されたんじゃないかなと思います。

考えてみると、希望が見えてはそこに薄いモヤがかかって輪郭のはっきりしない時間を過ごしてきました。そう言った戸惑いも絵には反映されているかと思うのですが、諦めずテーマに向き合えたのは奇跡だと感じています。

ところで、僕には昔から作品作りの上で意識している事があります。
観た人が作品の世界に入ってこれるように心地よい空間を開けておくこと、でも自分の表現したいことは絵の中に盛り込むことです。

作品は見た人の感受性と繋がり思い入れが加わって初めて完成するものだと思っています。ただ、イラストレーターとしての僕はより相手に『伝わる』『コミュニケーションする』ということも意識しないといけないと考えていて、今回はより作品に近づいてもらうために、各月12枚の絵に『詩』を添えることにしました。

あなたの心に届く1枚を見つけてもらえたらとても嬉しいです。
それでは良いお年をお過ごしくださいね。

カレンダーは以下のサイトからご購入いただけます。

https://tepping.stores.jp/





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