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夫婦サミット@加賀廣草加店

去る(🐒)9月30日、加賀廣草加店にて、第1回夫婦サミットが開催されました。

夫婦サミットの議題について

「サミット」という言葉の用法を絶対に間違えていることは重々承知の上で話を進めさせていただきますが、今回の議題は「10月に控えた新婚旅行について」「夫の書斎問題について」。
いずれも後回しには出来ない喫緊の問題です。

大誤算

しかしここで大きな誤算がありました。この「加賀廣」会談を行うにしては余りにも美味しすぎたのです。

モツ煮込みや、レバーやぼんじりの焼き鳥と言った料理を口にするたびに、両者の口からは「美味しい」という言葉しか出ず、とても「新婚旅行の2日目はどこで昼食を食べるか」等の高尚な話をする雰囲気にはなりませんでした。

夫婦サミットの模様

更なる誤算が

さらに我々は忘れていたのです。居酒屋とは、店内のほぼ全員が酔っ払いである、ということを。何しろ、賑やかすぎてカウンターの隣席に座っている妻の声すら聞こえないのです。

「夫の書斎にする部屋で、洗濯物を部屋干ししたい」といった切実な訴えも、酔客の笑い声に加え「ポテトめんたい一丁!」「予約の田中さんお入りでーす!」といった店員さんの業務連絡にかき消され、困った挙句密着して耳元で話し合う姿は、側から見たら酔っ払ったカップルがイチャイチャしているようにしか見えなかったことでしょう。

他人の誕生日は突然に

話し合いは1ミリも進まず、時間と酒の量ばかりが進んでいくそんな最中、店内が突然真っ暗になりました。
「すわ、停電か?」と思ったその瞬間、背後から店員さんが例の「ハッピバースデートゥーユー♪」を熱唱しながら登場したため、話し合い等は放棄して一緒に大合唱。
赤の他人の誕生日で手のひらが赤くなるほど手拍子しました。

まとめ

結局首脳2人(夫婦のこと)はそのまま店を出て「美味しかったね〜」「楽しかったね〜」等と、来た目的を微塵も果たさなかったとは思えないほど呑気な言葉を発しながら帰宅しました。

つまり、サミットとしては大失敗に終わりましたが、夫婦の飲み会としては大成功となりました。

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